きのうの少年
図書館に行ったら、新刊棚で、ひときわ目についたきれいな表紙。
少し前に借りていたけれど、ようやく読み終わりました。

きのうの少年 『きのうの少年

小学校6年生、アキ、タケやん、ケイト、達弘の4人の日常をもとに、
少しずつ、それぞれの関係が変化していく様子が描かれています。
それもシンプルに、淡々と。
このさらりとした感じが、とても好き。

アキは、とても男っぽい女の子。
他の3人といつもつるんで、池や川に魚をとりに行ったり、
サッカーしたりするのが日常。
それはずっと変わらないできたことだったけれど、
少しずつ、まわりの環境がかわりはじめ、今までと同じようには
行かなくなっていく。
そのことにいら立ち、それぞれが心波立つけれど、
うまく言葉にはならないのです。

まったくさばさばとした感覚を持つアキだけど、やっぱり少しずつ、
自分が少女であることを自覚しはじめる。

少女ということ。
今までの輝くような日々は、二度と戻らないという気づき。
それに気づきたくない気持ち。
それが、4人ともうまく口に(言葉に)出せないでいる。
同士のような気持ち。思い出。なんでも言える気安さを抱きつつ、
肝心なことにこたえは出ず。
でも、いろんな感情がうずまきながら、それがドロドロしないのは
なんだろう。

話が進んでいく中で、それぞれの家族のことも見えてくる。
アキは、父親と二人暮らし。父さんは釣り名人(ケイトの師匠)
時々、料理上手なおばさんがやってきて、再婚話を進める。
ケイトのうちは、おいしい料理を出す食堂。
20歳をすぎたお姉さん(セイコさん)は、なかなかしゃれた
料理を作ってくれる。
タケやんは、家族思いで、弟や妹と一緒にいることが多い。
達弘のうちは、夫婦仲が悪く、ついに離れて住むことが決まった。

紡がれる話の中で、家族もしっかり生きていることを実感する。
そして、個性的で魅力的なおとなたちが、みんなそれぞれの形で、
子どもを見守っているあたたかさを感じる。

あたりまえが、あたりまえでなくなるとき、その輝きがいっそう
増すように、
明日のためでなく、今を生きる6年生が、とてもとても眩しく
このおはなし、とてもいいなーと思いました。


  『きのうの少年』
    【作】 小森真弓   福音館書店
| 琴子 | 23:35 | comments(8) | trackbacks(0) |

こんにちは♪さようならのまど
映画公開で話題の『西の魔女が死んだ』を読み返していたら、
ふと読みたくなった絵本がありました。

こんにちは♪さようならのまど 『こんにちは♪さようならのまど

孫とおじいちゃん・おばあちゃんの、とびきりすてきな日常のお話。
おじいちゃん・おばあちゃんちには、台所に”まほうのまど”が
あって、中に入る前から、その窓を通して”すっごく楽しい
あいさつができる”のです。
その窓の魔法は、たくさんある窓の中でも、台所にあるあの窓だけの持つ
不思議な秘密。

おじいちゃんは →
 ハーモニカを吹いてくれる。いつも「おお スザンナ」ばかり
 だけど、いろんな吹き方で吹いてくれる。
 暗くなって、窓に映ったわたしに向かって、早く来てご飯を
 食べなさい・・・なんて言って、顔をくしゃくしゃにして笑ってる。
 朝作ってくれる オートミールヨーグルトの底に、いつも
 バナナとレーズンを隠してる・・・・
 陽気でお茶目なアメリカ人のおじいちゃん

おばあちゃんは →
 わたしが流しの下のものを触ると、具合が悪くなったり、
 端正した庭の奥には、トラが住んでいるのよ・・と話して聞かせたり、
 夜になると 家じゅうの電気を消して、星に「おやすみなさい」と
 あいさつしたり・・・
 ふざけあう、おじいちゃんとわたしをあきれて見ている
 イギリス人のおばあちゃん
 キチッとしているけれど、ロマンチスト

親以外の 魅力にみちたおとなとの触れ合いが、”わたし”の中の
おとなモデルに、確実にプラスされていくんだろうと思います。
それぞれにすてきなところを、しっかりインプットして・・・。
そういうおとながたくさん周りにいてくれる幸せって、
ずっとずっとあとになって振り返ったとき、しみじみ感じるのかな。

おとうさん、おかあさんがお迎えに来ると、わたしは思う。

 うちに かえるのは すごーく うれしいけれど、
 おばあちゃんと おじいちゃんに さようならをするのは、
 とっても さびしい。
 そう、すごーく うれしくって、とっても さびしいの。

小さなわたしが、大きくなったらこうしたいとしめくくる想いは、
大好きなおじいちゃん・おばあちゃんへの想いがつまっていて、
うれしくなります。

 

  『こんにちは♪さようならのまど』
    【文】 ノートン・ジャスター 【絵】 クリス・ラシュカ
    【訳】 石津ちひろ     BL出版

 
* * *
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| 琴子 | 09:45 | comments(14) | trackbacks(0) |

安房直子朗読館
昨日は、以前 教えてもらって行ってみたかった
荻窪のかん芸館に行ってきました。
催しは、安房直子コレクションから語ってもらう、
安房直子朗読館(その6)

かん芸館

こちらの建物、外からの眺めも、中から見る眺めも
とても気持ちがよく、ところどころに楽しい住人?もいて、
すてきな空間でした。

ふくろう アヒル 門番!?

中から 演出

 【プログラム】
 さくらんぼ 安房直子コレクション5から
         私の書いた魔法(エッセイ)
                  朗読:近江 竹生
 さくらんぼ ねこじゃらしの野原 
                  朗読:越前屋 加代
 さくらんぼ 小さいやさしい右手
         朗読:近江 竹生 アコーディオン:岩城里江子

ことり文庫さんから、毎月1冊ずつ送ってもらって、コレクション
全7冊が手元に揃ったのが昨年の11月。
とても読み応えがあり、巻ごとに収録されたお話が
テーマわけされていて、題名もそれにそってつけられている
こだわりのコレクション。
その中に、上の2つのお話もおさめられています。

読んで知っているお話を、耳で聴く楽しみ。
味わってみたかったのです。
賢治さんのお話は、朗読してもらう機会が何度もあるけれど、
安房さんの朗読会は、今回はじめてだったので。

演劇方面でご活躍の 越前屋さんの語りも、
朗読を中心に活動されている 近江さんの語りも、
それぞれの語り口が心地よく、とてもイメージがふくらむ感じ。
”小さいやさしい手”で、効果的に入れられていた
アコーディオンの演奏が また素晴らしかったです。
アコーディオンって、奥が深い楽器だなぁ・・・
1台で、メロディーも伴奏も、和音もこなし、何オクターブも
自在に出るなんて、びっくりです。(→またまた楽器熱、再燃!)

それにしても、とうふやさんのふふっと微笑みたくなる
お話のかわいさとは対照的な、後半のお話。
出てくるものが、まもの というのもあるけれど、無垢な心、想いやり、
献身、そして裏切り、憎しみ、仕返し、涙、許し・・・
生きていれば味わうことばかりの感情が、このひとつのお話に
凝縮されていて、自分で読んだときよりも、いっそうお話の深さを
味わうことができました。

 * * *

前後の足跡・・

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| 琴子 | 21:07 | comments(16) | trackbacks(0) |

6月のおはなし会
6/14(土)地元図書室でのおはなし会。

今回わたしはお休みしたので、覚書です。
今回のテーマは、『しぜんがいっぱい
行事もあったのか、人数は少なめだったようですが、
今月も苅田さんが聴きに来てくれていたようです。
いつもありがとうございます♪

 読書 未就園・ちびっこ向け 読書

 ちょうちょうひらひら 『ちょうちょうひらひら

 あめふりともだち 紙芝居 『あめふりともだち

 かぞえうた『ひとつひよどり』

 どろだんご 『どろだんご

 きはなんいもいわないの 『きはなんにもいわないの


 読書 園児以上・少し大きい子向け 読書

 とことこブーちゃん  道路編・カミナリ編
  ブーちゃんは、車と、カミナリがこわいから〜
  車とカミナリをよけて 行くのです〜

 紙芝居 『チャボのおとうさん』 中川美穂子/小林ひろみ 童心社

 ねこねこやなぎ 『ねこ ねこやなぎ

 かみなりの手遊び

 おむすびさんち 『おむすびさんちのたうえのひ

 うんちのちから 『うんちのちから』 

追加で、「でてこいミルク!」を読んだのだそうです。
でてこいミルク!

ちょっと欲張ってしまったかな・・・
「でてこいミルク!」大好きな絵本なので、追加ではなく、
これと言うときに読みたかったなぁと、思いました。
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| 琴子 | 22:16 | comments(4) | trackbacks(0) |

お山の兎の子
今、ひとつ覚えているこもりうたがあります。

お山の兎の子

24日本番に、歌うつもりのこもりうた。
四国・香川の丸亀市川西町のねさせ歌というその歌は、
最初聴いたときから、なんだかとてもかわいらしくて
いとおしく。

うさぎも人の子も、持って生まれたものがあり、
育てたように育つわけだ
と思ったりしています。

     『お山の兎の子』

 ねんねこお山の 兎の子
 どうしてお耳が 長ござる(なごござる)
 小さいときに  母さんが
 お耳をくわえて ひっぱった
 それでお耳が  長ござる

 ねんねこお山の 兎の子
 どうしておめめが 赤ござる(あこござる)
 小さいときに  母さんが
 赤い木の実を  食べたから
 それでお耳が  赤ござる
 ねんねこせー  ねんねこせ
                    採譜 山崎盾之

| 琴子 | 17:00 | comments(8) | trackbacks(0) |

おとなたちの絵本部屋
”ところかわって”おとなたちの絵本部屋 No.2
テーマは、「わくわくデパート・商店街」
商店街、デパート、スーパー、市、縁日・・・と、こまごました
お店の風景が描かれている絵本が勢ぞろいしました。

むふふ、楽しくないはずがない!
魅力満点のテーマです。
あれこれ、細かいところまで見る楽しみ満載ですから。

今回のリストに、安野光雅さん、長谷川義史さんが2冊ずつ
入っていました。
このお二人はやっぱりはずせない。けれど、
他にも、風景にお店や商品をいろいろ描きこんでいる作家さんは
たくさんいるんですね。

 * * *

土曜日に安野さんのお話を聞いたばかりというのもあって、
少々、安野さん絵本びいき。
それになんといっても、やっぱり安野さんの絵本が好きなので、
何年かに一度、ブームがやってきます。
またこれからしばらく、安野さんブームは続くことでしょう。

絵本部屋で紹介されたのは、今月号のこどものとも
『あいうえおみせ』と 童話屋さんの絵本『蚤の市』

あいうえおみせ 蚤の市

しかし、なんと『蚤の市』を 『闇の市』 といいまつがえるという
失言をし、安野さんに、大変申し訳ないことしました。
でも、指摘され、気づいてみれば、大笑い。
まったくわたしは、どうしてこうなんだろう・・・。

 * * *

今日の ”おもちゃであそびタイ!ム”(→ 途中そういう時間が
あります)は、武井武雄の復刻かるた『幼児標準カルタ』
(児の字は、ほんとうは旧字です。)
絵がすてきなのです。↓

武井武雄かるた

広げると、
かるた

奥野かるた店のカルタは、魅力的なんですよね。
実は、魚のカルタも持っているのです。フフ

最後に、デパートや商店街の思い出を語りながら 自己紹介。
我が家は、年に一度1月3日に、家族で"町”へ行く日とというのが
あったのです。
田舎だったので、町のデパートに行くにも、バスで40分はかかる
のですが、お年玉にぎりしめ、家族で出かける”町"へ行くイベントは
今思えば、特別の恒例行事だったんですよね。
とそんなことを、お話しました。

肝心のリストですが・・・
今日が初日のため、もしかしてこれから参加される方もいるかと、
続きで、こっそりあげてみます。
参加の方は、どうぞお楽しみに。

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| 琴子 | 23:29 | comments(10) | trackbacks(0) |

ヒルサイドテラスセミナー
昨日は、代官山のヒルサイドテラスで行われている連続セミナー
に行ってきました。
「人生に大切なことはすべて絵本から教わった」の3回め

すえもりブックス代表の末盛千枝子さんと、ゲストの
安野光雅さんのトークで、会は最初から大変なごやかムードでした。
安野さん、最初の紹介のときから、何やらそわそわ。
メガネとトレードマーク?のサスペンダーを
忘れてしまったのだそうです。
(サスペンダーがないと、大変!なのだとか)

安野さんは、同じ津和野出身の森鴎外の訳した
「即興詩人」(アンデルセン・作)を愛読されていて、
今回「絵本即興詩人」の話のために、イタリアに行かれ帰国された
ばかり。
先日見た三国志展でも、そのお仕事ぶりに感嘆しましたが、
御本人はえらぶるところもなく、いたって冗談好きな好々爺
という印象を受けました。
冗談の数々は、ぜひmargaretさんの記事でみてみてください(

安野さんは、愛読の「即興詩人」から読もうと思って用意して
くださっていたようなのですが、なにせメガネをお忘れになっていて・・・
それがとても残念。

文語体のとっつきにくい読み始めに、はたして慣れるものかどうか
???ですが、安野さんは、「即興詩人」を読むことを
強く勧めておられました。
作中のアントニオの話になると、若さ礼賛でしたしね。
安野さんは、無人島に持っていくならこの本というほどの
入れ込みようでした。
読めるかな・・・20年くらいかけて、細ぼそとがんばりましょうか。

 * * *

会場では、ことり文庫さんの本の販売があったので、
わたしも一冊、求めました。
今「絵本即興詩人」を読み通せるか自信がなくて、
今回はこちらを。

おとぎの国の郵便切手 『おとぎの国の郵便切手

はらぺーにょさんに教えてもらいました。
とても楽しい絵本で、帰りの電車でしみじみ眺めて帰りました。
おとぎの国というだけあって、いろんなお話が和風?洋風?に
アレンジしてあって楽しい絵です。

おとぎの国 

最後にはなんと、本物の切手つき。
わたしは、萩の切手でしたが、はらぺーにょさんやmargaretさんは
津和野の切手でした。
安野さんがしてくださったサインは、達筆な筆文字。
もちろん落款つきです。
三国志展ですっかり落款に魅せられたので、感激でした。

その後は、ブログ友のみなさまと喉をうるおすべくお茶をして、
楽しい時間はあっと過ぎたのでした。

 * * *

そして・・・


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| 琴子 | 17:58 | comments(12) | trackbacks(0) |

実りもの
去年、結婚記念日にと、上の娘 Cちゃんが贈ってくれた
ラズベリーの苗
まったく実がつかず、ただただ青々としているだけで
残念がっていたら・・・今年は、みるみるうちに木になり、
とうとう初収穫を迎えました。

ラズベリー 
初収穫

ベリー類、大好き。
毎日とっても、次の日には いくつか赤くなっている実があって、
その律儀さがとってもとっても、うれしい。

 * * *

山椒 実をはずす前の山椒

少し前に届いた山椒の実も、枝から実をはずす作業が終わり
(→ これが一番、単調で根気がいって、やっかいです)
下味をつけ終わりました。ふぅ
あとは、おいしいちりめんを買ってきて、ちりめん山椒作り
これはとても好きな作業です。
一年間のお楽しみ。 おふくわけの楽しみも。
同時進行だった、梅シロップの仕込みも無事完了です。

 * * *

明日は、安野光雅さんのお話を聞きに行きます。(
もうそれは楽しみにしています。
イタリアから帰られたばかりという安野さん。
どんなお話が聞けるのでしょう。
イタリアの丘」を見ながら、気持ちが高ぶっています。

落ち着いて、落ち着いて・・・

このシリーズ、「フランスの道」「スイスの谷」の他にも
イギリス、スペイン、オランダ とあって、旅人安野さんの
スケッチがすてきです。
1ページごとの文章は、内容が濃いので、じっくり1ページ読むと
満腹になるほど。
また少しずつ読み返したり、借りたりしよう♪

しかし、安野さんって、つくづく 多方面のいろいろなことに
造形の深い方ですね。
大尊敬です。
明日がほんとうにたのしみです♪


↓ 本棚を見ていたら、ふと懐かしく取り出した絵本。

すうがくの絵本

Cちゃんが大好きだったシリーズ。(はじめてであうすうがくの絵本 1 2 3
ペラペラめくっていたら、ぱらりと落ちたのは、
小学校時代に一緒に遊んだ紙でした。
中学年くらい・・・だったのかな。
とてもとても なつかしいです。そんな時期もあったんだ(笑)
意味があるような ないような 付箋も当時のそのまま

マーク
| 琴子 | 23:20 | comments(14) | trackbacks(0) |

ペチカはぼうぼう 猫はまんまる
ペチカ 『ペチカはぼうぼう 猫はまんまる

蒸し蒸しの合間、夏のような日差しの日に、ペチカなんて〜・・・
と言いたいところですが、気に入ったお話たちのこと
冬まで待っていられないのです。

  ペチカはぼうぼう
  猫はまんまる
  おなべの豆は
  ぱちんとはじけた


ペチカの暖かいぬくもりを前にして、聞こえてくるこの言葉は、
不思議なお話へのいざないの文句。
小さなお話が5つ、入っています。
 
 「猫と犬とウマが泉をさがす旅に出た話」
 「青い羽のある鳥と古い鏡の話」
 「悪魔とわたりあったわかものの話」
 「ふしぎなサルディーナの話」
 「三人兄弟が三人の王に会った話」

タイトルを見るだけで、ぞわわわっとわくわく期待が高まって・・。
読んでみると、その期待を裏切らないお話たちです。

あとがきに
 −泉の物語を書こう。悲しみのなかから、かすかな希望が
  わいてくるような


とあるように、お話の最後には、どの編にも希望が満ちていて、
気持ちにほんのり 小さな明かりがともる気がします。
何かを願い、何かを求めている主人公たちが、その道々で、
自分と向き合う姿は、なんだか、人生そのもののよう。
絶望の先の希望は、とても力がわいてきます。

作者のやえがしさんは、チェルノブイリ原発事故で汚染された
ベラルーシ村にある、唯一、清らかに湧き出る泉と
その泉を守る人々の記録映画「アレクセイと泉」を見て、
上のように思ったのだとか。

お話の中には、3度繰り返す昔話の要素もたっぷり。
ロシア風のフォークロアの雰囲気もたっぷり。
とてもすてきな連作です。
ペチカを前に、語ってもらうなら、こんなお話がいい。

そしてまた、篠崎さんの絵がベストマッチなのですよね。この表紙!
章ごとに描かれる枠や、ページ上の猫のイラストなど、
細かいところも 見ごたえ十分。

すっかり気にいってしまったので、末長く楽しみたい1冊と
なりました。

  『ペチカはぼうぼう 猫はまんまる』
   【文】やえがしなおこ  【絵】篠崎三朗  ポプラ社
| 琴子 | 17:28 | comments(10) | trackbacks(0) |

+の連鎖
週末、法事で帰省するというだけで、けっこうバタバタしているのは、
週明け月曜日、家庭訪問だからです。
それもいきなり、午後一トップバッター。
日頃、片付け・掃除が行き届いていれば、この焦りはないんですけど。

本、本、本・・・・
先生は、どんな反応するでしょう(汗)

 * * *

ここのところ、コミュニケーションについて、考えさせられたり
反省したりのお話を聞く機会が 続いています。
今日も、そんなお話を聞きました。

今日は、こう言われたら嬉しいという言葉をまず自分で書き出し、
それを何人かに、面と向かって言ってもらうという実践つき。
こんな経験、はじめてです。
正直、戸惑いました。そして恥ずかしかった。でも・・・・
やっぱり嬉しいのですよね。
自分で書いた言葉を言ってもらっている、とわかっているのに。
心の奥底で、うれしがっている自分がいる。

あー、きっと、子どもはもっと純粋に喜ぶんだろうな、と思いいたる。
そして、深く反省・・・(苦笑)

でも、若いときよりは、ずいぶん人のいいところや
好きなところが、ぱっと見つけられるようになっている
自分に気づけて、うれしいです。

姿勢のよさ
すてきな上向きのまつげのカール
しなやかな手先
センスのよさ
じょうずな会話術
きれいな歯並び
ずばっと指摘してくれるところ
包容力
まわりを和ませる雰囲気
てきぱきとこなす家事力
想像力
企画力
 ・・・・・
まわりの友人たちを思い浮かべて、でてきた言葉。
気持ちがふわっと、前むきに。
こんな夜更けに、あれこれ考えているひまがあったら
寝ればいいのに・・・(笑)
でもちょっといい気分です。 ありがとうの感謝の気持ち。
| 琴子 | 23:50 | comments(8) | trackbacks(0) |

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