ある日のkoha本
園から帰ってくると、絵を描いたり、工作したりすることが増えて
絵本をいっしょに読む時間は、夜寝る前にかたまってきました。
そして不思議なことに、「何冊読める?」 と、聞くように・・・。
今まではかまわず3冊持ってきていたけれど、
気をつかうようになったのかな。 (ちょっとフクザツ)

5歳1ヶ月 よく一緒に読んだ絵本です。

  5歳(6月)のkoha本 


たまがわ 

この本、かこさとしさんの『かわ』 と並んで、kohaの大好きな絵本。
一本の川がどこを流れていくか、たどっていくのが楽しみなようす。
最初気づかなかったけれど、ところどころに、
赤いハンカチが流れていることに、今回はじめて気づく。
お父さんが毎朝乗る南武線や、ときどき通る
モノレール下の道路など、自分に身近なのもよいらしい。
我が家は、惜しいことに、この中の地図には載っていないのです。残念!

2位
おそうじやさんはじめます 【文】つかはらみさ 【絵】石坂しづか
 
こどものとも 2009 6月号
おそうじやさんをはじめたのが、アリクイというのが、まず楽し。
社員も、なるほど納得のメンバーで、役に立たないと思われた
ネコも、特性を生かして、営業に回るところが、ナーイス!です。
片づけ好きのkohaが気にいるのも、わかる気がする。 ププ

3位
ちくごがわ あかがいちばん

3位は2冊。
日本の川シリーズ2弾の 『ちくごがわ』
こちらを借りていて、『たまがわ』 をもう一度読みたい!と
いうことになったのでした。

もう一冊は、子どもの色へのこだわりを、うまくあらわしている
『あかがいちばん』
赤が大好きな理由が、いちいちふるっていて、いいのです。
kohaは読み終わると、「kohaはピンクがいちばん!」と言うのが
お約束。

5位
あお

こちらも、色へのこだわりの本で、こだわりの色は、”あお”
何もかもがあおで申し分ないのに、目の前にあらわれた子犬に
青いところがない!どうする・・・? 
想像通りで、かわいらしいオチ。
たまご色、水色、桃色のパステルカワーのやわらかい雰囲気がよくて
これもまた、母の好きな絵本。

6位
おばけとモモちゃん あめこんこん

モモちゃんシリーズ2冊。
あめこんこんは、歌います・笑 不思議と節が決まっています。
おばけのほうは、怖がるのに読みたがります。
まったく怖くないおばけなのに・・。
”おばけ”という言葉におびえているのかも。

同列8位
かさもっておむかえ パンやのくまさん
フンガくん パンやのくまさんは、根強いファンです。
『ほんしきのあさごはん』 にときめく様子。
シリーズの中でも、一番好きだと言います。

フンガくん、よく怒り、すぐケロッとするところが子どもらしい。
思い出したように、借りてきます。
| 琴子 | 21:15 | comments(4) | trackbacks(0) |

ゆきえさんの賢治の会

おつきゆきえさんの朗読による、賢治の会
於:プランターコテージ 2回目。
この場所は、なんて雨の似合う場所でしょう。
窓が絶妙な大きさで、そこから見える緑を伝って落ちる雨粒が
ほんとうに美しい!と思います。
入口のドアの真ん中に、細長くはまっているガラスも、
とても好き。
ちょうどフレームのように、外の風景を切り取って見せてくれる。

3/8の賢治の会に続き 2回目。
今回は夏編で、題目は、3つ。

最初はお決まりの、注文の多い料理店の『序』 から。そして
 
 おきなぐさ
 
 蛙のゴム靴

 畑のへり

間に短い詩を一篇。

『おきなぐさ』 という花を知らなかったけれど、探してみると
確かに黒いような 赤いような、雰囲気のあるかわいい花。
それを 別名 ”うずのしゅげ” と呼ぶのだという。
どうしてといわれてもそれはわからないけれど。。。
蟻から見たら、うずのしゅげを見るときは、いつだって、
陽の光を通して見るのだから、真っ黒ではないのだ。
誰かが病気になると、蟻たちは、葉や茎に生えている
銀の糸を少しとって、それで体をさすってやるのだという。
そんなこと、わたしには思いつきさえしないけれど、
それが賢治という人のすばらしい感性。

おきなぐさの昇天は、死のイメージのはずなのに、暗い雰囲気は
みじんもなくて、むしろとてもすがすがしい。
風がさわさわ吹いて、ひばりの声が聞こえて、ほんとうに
美しい世界そのもの。

ゆきえさんは、賢治という人は、3年くらい蟻であることがあったに
違いない!と言った。
まったくほんとうに・・ とみな、納得。

同じく、賢治さんは、3年8カ月くらい
カエルだったこともあるに違いない!
という話になったのが、2つめのカエルのお話。

カン蛙、ブン蛙、ベン蛙 という 漫才のような名前に、まず笑う。

そしてなんといっても、魅力的なのが、『雲見』 という言葉!
花見や月見と同じように、雲を見上げてやんや言い合う 『雲見』
あまり日常的で、雲を見上げることにぴったりのことばが
あろうとは思いもしないけれど、言われてみれば、なんと
ぴったりなことだろう。

そして、中でも蛙たちの中で話題になるのが、
細長ーい 『ペネタ形』 なのだ。

後半のルラ蛙のおとぼけぶり、3匹の蛙たちのやりとり、
「さよならね」 の合言葉、どれもに、くすくす笑ってしまって、
こんなコミカルなお話は、読んでもらうと、一段と楽しいなぁと思う。

最後の 『畑のへり』 はじめて聴いたお話。
蛙が、畑のへりに 一列に植えられたとうもろこしをはじめて見て、
「カマジン国の兵隊」だと思いこみ、
「歯が七十枚」 「青白い髪の毛がばしゃばしゃ」で、
「足から頭の方へ青いマントを六枚も着ている」 とおびえるところ
最高です!
とうもろこしを見て、そんなこと思っているなんて・・・ 
それに、カマジン国って・・(ぷぷ)

賢治さんってほんとにすばらしい。
これから先、とうもろこしを見れば、カマジン国の兵隊を思い出すに
違いない。
黄色いコーンの粒は、70の歯でね。 

カマジン国の兵隊たち 
  やっほー!今日の生協で
  カマジン国の兵隊が!!

ゆきえさんの表情豊かな 透き通った声で、今回もまた、
賢治作品を堪能できたのは、しあわせなことでした。

次回、秋にあればいいなー。 強く願いつつ、祈っています。


    *    *    *

ゆきえさんの会に行く前に、黄色い鳥器店に寄ることができました。
オオタガラススタジオ展 最終日。
どこの企画展にも行く時間がない!とあきらめていたので
行くことができて、うれしかった。

フフ、夏のできあがりを楽しみに・・・。

そして、隣のGARAGEのほうでは、『さくらのみちカフェ』

生いちじくのタルトをいただきました。
あんまりおいしくて、写真を撮る前に食べきりました。
はじめて味わうクリーム。 いちじくとぴったりで、うなってしまった・・・
フルーツタルト、絶品です。
(ブルーベリ&ラズベリーのベリータルトも食べたかった・・・
オオタガラスさんのブログにも写真がきれいに映っています。
本当にどちらも食べたくて、わたしも迷ったのです)

さくらのみち のお二人は、とてもやわらかく、穏やかで
心遣いがしみました。 ケーキも優しい味がしました。
きっと 三鷹のお店を訪ねてみよう♪
今度は、すでに完売だったいよかんのシフォンケーキを、
いただくのです。

さくらみち

『さくらのみち』 三鷹駅南口からすぐ ブログはこちら

| 琴子 | 14:56 | comments(2) | trackbacks(0) |

ピアノ

このところ、ケの日のおはなし続きだけれど・・・
今日、19年ぶりにピアノを移動させた。

ピアノ

Cちゃんの部屋から、隣の部屋へ、
わずか5〜6メートルだけど自分ではできず、
業者に頼んでの作業。

予想はしたけれど、19年動かさなかったピアノの後ろは
すごいことになっていた。

そして、まったく気がつかなかったけれど、
ピアノの足に近い本体部分の塗装がはげてきていて
テープで補修してあるとのこと。
浮いてきているから、再度やっておきましょうと言われ
そりゃ、40年(?)前のピアノだもの、そうかもしれないと、
とても とても ピアノがいとしくなった。

これは、もう使わないという義妹のものを、もらい受けたもの。
愛知からわざわざ運んでもらった 年季の入ったピアノ。

Cちゃんの部屋に入れてしまったため、
自由にひけなかったピアノで、
今日は念願かなって、思う存分 長い間、ピアノを楽しんだ。

夕方、kohaがまた、ポロポロ弾いて遊び、
Cちゃんも、あらたな位置に置かれたピアノに喜んで
ブルクミュラーなど、何曲か弾いていった。
(部屋にあるときは、ちっとも弾かなかったのにネ・・・)

ひとりレッスン

ギロックのこどものためのアルバム というのを教えてもらって
只今、練習中。
その中の 『サラバンド』 という曲、とても好きです。


オリーブサイダー

今日も暑くて、サイダーな気分だったけれど、
全窓をあけ放したら、ビュービュー風が通って、
気持ちのいい一日だったな〜。

| 琴子 | 23:04 | comments(8) | trackbacks(0) |

水曜日のクルト
今日は、4週目の水曜日。
もしかしたら、クルトがいたずらしているかもしれません!

水曜日のクルト

クルトは、水曜日に生まれ、水曜日に亡くなった子。
この小さな天使は、水曜日生まれの絵描きさんをねらって
いきなり絵描きさんのもちものを隠してしまうという
いたずらをするのです。 
それもきまって、第4水曜日に。。。

こうもりがさ、ベレー帽と、次々なくなっては、ふいに戻ってくる
不思議に首をひねった絵描きさん。
3度目、大事なパイプがなくなっているのに気づいた時には、
一体誰なんだ!! という怒りでいっぱいに・・・
いたずらものを罵倒し、出てくるように声をはりあげます。

あ〜、クルトがかわいい。
まったく悪意のないいたずらと、最後の機転のきいた行動に
にんまりです。

わたしも4*年前の とある水曜日生まれ。
ものがよくなくなるのは、もしかして、クルトの仕業かもね、
なんて、かわいい妄想をしてみます。

「にんにくー!」と叫んでみたり、
意識的に忘れてみたり・・・
そうこうしているうちに 出てくることが多いけれど、
いまだ出てこないものもいくつかあるんですよね (苦笑)
きっとクルトの返し忘れ、ね。

この本は、推理小説作家の仁木悦子さんが、大井三重子として
初めて出した童話集なのだそうで、長らく絶版だったものが、
ここで復刊したものです。 【祝】♪ 復刊
復刊を教えてもらわなかったら、また通り過ぎているところでした。

こちら、表題の『水曜日のクルト』 のほかに、
5つの作品が入っている短編集。
『めもあある美術館』 は、一時期、国語の教科書にも
載っていたそうです。
(年代違いか、教科書違いか、忘却の彼方か・・・ 
 記憶になくて残念)

表題の 『水曜日のクルト』 が好きだけれど、最後のおはなし
『ありとあらゆるもののびんづめ』 も、とても魅力的。
現実とファンタジーの行き来が、まるっきり嘘でも
完全にほんとでもない、独特のおはなし世界を作っていて
それがとても心地よいです。

そして、ときどき、胸がちくりと痛むのは、
大井さんの生い立ちと考え方、とりわけ戦争の体験を、
おはなしの中に感じるからかもしれません。

この本、前の版も偕成社文庫でしたが、
むかしの偕成社文庫は、よく手に取ったシリーズで、
水玉模様がかわいくて好きでした。
お年玉で買うのは、たいがいこのシリーズだったな〜。

それにしても、この本、以前は、鈴木義治さんのカット
だったんですって!(→ 見たいー)
古本で出回っているのを、見たことがないと思ったら、
Amazon古書で、目の飛び出るお値段になっていました!
見たいけれど、手が出ないなー。

今回のイラストは、朝倉田美子さんの絵で、
かわいらしいクルトになっていますよ。

 
   『水曜日のクルト
     大井三重子    偕成社文庫
| 琴子 | 22:45 | comments(6) | trackbacks(0) |

夏至
いつの間にか、夏至でした。
きっと夏至祭りの火柱がたっている地域では、ひそかに
ニョロニョロが生まれているに違いない・・・。

もりのお菓子

この湿気に 弱いです。
体が一段とぶよぶよする気がして、つらいので、
今月思い切ってはじめたこと ふたつ。
ヨガと、ホメオパシー

よかれと思うことは、とりあえずやってみようと思っています。

ヨガは、ご縁のあった先生も素敵な方で、ああなりたいという
目標の先輩のおひとりになりました。
ゆっくりゆっくり、自分の内側に向かえることも
人と比べることなく、自分のできる範囲でできるのも魅力です。

ホメオパシーは、もう長年、興味だけあって
どこにどう動けば出会えるのかわからなかったこと。
ホメオパシーたるもの・・・については、まだ
何も語れないほど奥深くて、少しずつ、少しずつ、です。

6月ミニクッキー

大事にとっておいたお菓子を少しずついただく。
それも、ときどき、夜に こっそり (笑)
| 琴子 | 17:02 | comments(8) | trackbacks(0) |

ちょこっとアップリケ
プランターコテージの運営が変わってから、やっと
 (はじめて)行くことができました。
半ドンのkohaを迎えに行って、ゲリラ雨をやり過ごして出発。

今日は、rさんの
「ちょこっとアップリケ・つくっちゃおうエプロン」の日。

虹ステッチ じゃん♪

ぼけていてよくわからないけれど、一応今日の作品。
もうしみしみになった kohaの園用Tシャツに
ちょこっとステッチとアップリケをしました。
本人の希望は、”ポケット”と ”虹” ということだったので、
まずは、ひたすら虹のステッチを。
rさんに相談しながら、けっこう細かいステッチのちくちく作業。

できた! その場で着替えるといって、案外喜んでいた
kohaに報われました(笑)

うちでなかなかこの時間がとれないので、完成できてよかった。。

他に1歳前のちびっこ3人とそのお母さんもいて、みなさん
それぞれちくちく。
ときどき、泣いたり、笑ったり、kohaも楽しみつつ、
ねーさん風ふかしてお相手したり、
それがやっぱりプランターコテージという場所のよさだなぁ
と思う。

小さい子連れでも、それがとても自然で、居心地がいいのです。
ここのわらべうたにも、また参加させてもらおう〜♪

今日のrさんの 手作りおやつ
おやつ 

お隣の方がつまもうとしているのが、黒ゴマきなこケーキ
そこから半時計回りに、コーンミールの塩味ケーキ
少し甘いおもち、麦こがし入りかりんとう
そのほかに、瓜の粕漬け、ラッキョウの甘酢つけ
ラッキョウをつけた甘酢につけたキュウリ
どれもおいしくて、パクパクパク。

kohaは、おもちをいくつ食べたンでしょう!?
わたしは、黒ゴマきなこケーキとかりんとうを、
たくさんいただきました。
黒ゴマきなこ好き。 かりんとう好きなのです。
かりんとう、揚げずに作ってあって、カリッではないところが
また意外なおいしさ・・・ 
うれしいおやつ時間でした。(ごちそうさま)

ぼうし じゃん!2

これ、帽子です。 
rさんは、「へっちゃらひざし」と書かれていましたが、
どうもスナフキンが思い浮かんで仕方ありません。
これが、かぶってみると、ひさし具合が大変よくて、
夏の強力日差しも、シャットアウトできそう。
もうこれ以上、しみ、そばかすを増やすわけにはいかない
わたしには、ぴったりです。

見るとかぶるじゃ、まったく印象が違う帽子。
「ホタルブクロ帽子」 と、命名させていただきました(笑)

他にも、「ぬいぬい(1℃下がる)」 とか、 
「青空のちかく」(雲)とか
オリジナル帽子やバッグやTシャツ作品がたくさんあって、
楽しいです。
rさんは、水曜日には、プランターコテージの番人として、
アップリケやエプロン作りの指南役をしてくださっているので、
遊びに行ってくださいね☆

rさんのブログはこちら 
(へっちゃらひざしは、6/16の日記に詳しく出ています♪)

それにしても・・・ わたしの携帯、
写真映りがダメダメですね〜(涙)

| 琴子 | 23:00 | comments(6) | trackbacks(0) |

この季節

↓ ここのところ、こんな感じです ↓

バタリ 
 
この季節は、楽しくて 忙しい季節ですからね〜。

先週は、山椒週間。
うちのネコの手は、大変お役立ちで、実もぎ作業も
率先して手伝ってくれます。
ほんとに、ええ子だ〜

山椒の実

枝から実をはずすのさえ終われば、あとはこの先長ーい
お楽しみの元

実もぎ

ステンレスボールの中は、うちのネコの手ががんばって
くれました。
左に、枝。 上にまだ残っている実。

初物

そして、やっとやっと 初物のちりめん山椒
おいしいンですよー♪ 
すっきりさわやかな山椒のピリッと感!
おにぎりにすると、また最高です。

山椒が終わったところへ、今度は梅が・・・。

梅

梅のへそとりも、うちのネコの手が全部やって
くれました。
ホントに、エエ子〜。
2キロ分、只今冷凍中です。

ベランダも、わさわさとにぎやかです。
シソは、一度丸刈りに近い状態まで食べきったのに
またワサワサ。
綿ものびています!
バジルも、一度ジェノベーゼで使ってしまわないと。

今、収穫最盛期なのがラズベリー

ラズベリー

収穫数を、カレンダーに書き込む毎日です。
ラズベリーは簡単にとれるので、実をもいで
数えるのは、毎日のkohaの仕事。

 6/5 初収穫 1こ
 6/8        6こ
  6/9      13こ
 6/10      4こ
 6/11     12こ
 6/12     22こ
 6/13       5こ
 6/14      13こ
そして、今日に限って・・・ 獲るのを忘れました。
明日は、きっとたくさんです。

| 琴子 | 23:05 | comments(8) | trackbacks(0) |

はじめましての絵本たち
とことこペンギン隊3号・三蔵さんナビゲートによる、
はじめましての絵本たち講座(於:オリオン書房ノルテ店)に
行きました。

もしかして・・・と期待した、隊員1号イーダちゃん親子と、
7号のナナさんと、お馴染みの方々にも会えて、楽しいひととき。
すっかり、バーバ状態です。
あかちゃんは、無条件にかわいいなー。

さて、今回は、日本の絵本 41冊と、翻訳絵本21冊、
その他3冊の紹介で、とてももりもり。
読んでみたい本が、たくさんありました。
気になった本の中から・・・。

たま、またたま あいうえおべんとう

左) 星川夫妻の写真はいつもすてき。
   球がつながっていろんな球体が出てくるのがいい。
   おはなし会でも、kohaとも 読んでみたいと思った一冊。

右)  あいうえお弁当、かきくけこ弁当・・・ らりるれろ弁当まで
   ちゃんと続き、どれもがバランスよく、おいしいお弁当に
   なっていて驚きです。 お腹すきます。切り絵がまた絶妙。

トン・ウーとはち スマントリとスコスロノ

左) 最後のオチがストンと落ち着く。
   ハチの絵のポーズは、おはなしのおもしろさを
   ひきたてていて、楽しい。こういうお話、大好きです。

右) 影絵芝居ワヤンの物語から。
   早川純子さんの版画が素晴らしい。じっくり読めなかったので
   読んでみたい。

はなおとこ ミリーのすてきなぼうし

左) フランスの絵本らしさ全開。
   はなおとこが立つ位置には、自然に顔ができてるのが
   とても暗示的。

右) きたむらさとしさんの絵本で、一番好きになりました。
   ミリーの空想がとてもすてき。それで幸せな気分に
   なるのも、させるのも、いいなーと思います。

ないしょのおともだち ロシアのわらべうた

左) 右と左で、同じ場面が展開されるのだけど、
   よくよく見ると、たくさんの発見があって楽しい!

右) バスネツォフの絵がいい ロシアのわらべうた
   前と後ろの見返し部分の絵が違ったりして、それだけでも
   うっとり。

   これ、見たことがある気がして、うちで探したけれど
   これとは違うかしら・・・ ↓

 チュコフスキー  ウーム、違うかな。
 
 ワニがおひさまをのみこんでしまうお話。
 (文は、今回と同じ、コルネイ・チュコフスキー/絵 ユーリ・バスネツォフ
  訳 松谷さやか  らくだ出版 ’75初版)

ジョニーのかたやきパンムナーリの機械山本容子の姫君たち

左) ロバート・マックロスキーの絵。
   46年前の絵本とは思えないな。
   色あいがとてもいいです。 これも読みたい。

右) ブルーノ・ムナーリの考えた、しかけ?装置?機械?
   一見しただけでは、まったくわからない頭の悪さ・・・ 
   でも、気になります。

下) 先日、ラジオで、山本容子さんが話していたのは
   コレでしたか!と、感激。
   姫話がたくさんです。ボリュームたっぷり。
   時間作って、読んでみたい一冊。

ぼくんちに、マツイヒデキいのちをいただくおばあちゃんの絵てがみ

左) タイトルからして気になります。似てる!絵は、飯野和好さん

右) テーマは深いけれど、重くなりすぎず、[いただく]
   ということについて考えさせられる。
  
下) おばあちゃんと孫の絵手紙の交流。
   kohaに見せたら・・・・ さっそく描くといいそうダ。
   絵手紙って、ほんの何気ない一言がいいですね。

今月ももりもりです。 
| 琴子 | 19:06 | comments(13) | trackbacks(0) |

6月のおはなし会
6/13(土) くもりのち晴れ、蒸し暑い梅雨の晴れ間。
地元図書室でのおはなし会の記録です。 

今日は、おはなし会の時間に部屋にいたのが、
いかりのギョーザ』 の作者の苅田さんだけ、という珍しい日で、
このまま 子どもが一人も来なかったらどうする? と、一時
おはなし会開催を危ぶみました。
でも、少しずつ集まってくれて よかった〜。
学校公開や、園行事が重なっているところも、あったようですネ。

今日のテーマは、梅雨入りを見込んで 『みず

 未就園・ちびっこむけ 

かさかしてあげる

紙芝居 『カタツムリくん』  今森光彦  教育画劇
カタツムリくん


手遊び

ふしぎなあおいバケツ

あひるのダック

選書で知って驚いたのが、紙芝居 『カタツムリくん』
表紙写真は、首から卵を産んでいるカタツムリです!
しかもカタツムリって、舌に一万個以上の歯があって、
その歯で、削り取るようにして、食べるんですって・・・!
知らなくて、衝撃でした。
今森光彦さんの写真なので、生々しい感じはなく、
きれいです。

最後のあひるのおはなしは、最後まで開くと、虹のようになる
しかけ絵本。


 少し大きい子向け 

とことこブーちゃん   車編・くじら編

ターちゃんとペリカン

おいしいみず

手遊び

ぼくうまれるよ

紙芝居 『みずうみをしばるおはなし』 
  横田 章 / 黒井 健    教育画劇
うみをしばるはなし

後半プログラム、最初のふたつを逆にしたほうが
よかったかなという 反省あり。

でも、『ターちゃんとペリカン』 をいつか読みたいと思っていた
わたしも、『ぼく、うまれるよ』 を読みたいと思っていたあるメンバーも、
念願かなって読むことができました。
じっくり聞いてもらえてよかったです。

最後の紙芝居は、トンチのきいた楽しいお話。
絵が、『てぶくろを買いに』 の黒井健さんですが、
まるでタッチが違っていて、最初気づかなかったくらいです。

| 琴子 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |

毛皮ひめ

先日の 『砂糖菓子の男』 を読んで思い出し、本棚から探してきた
絵本というのが、 『毛皮ひめ』 です。

毛皮ひめ

”ひめ” には似つかわしくないような冠のついた 毛皮ひめ。
グリム童話にある 『千枚皮』 や、
イギリスの 『ネコの皮を着たむすめ』 に似たお話、
なのだそうです。
(イギリスのお話は、知らないので、いつか読んでみたい!)

毛皮ひめでは、結婚させられるのは、荷車50台分の銀貨で
姫をほしいという ”鬼のような王さま” ですが、
千枚皮では、実の父王です。
昔話によくある、「いまわしい結婚」のモチーフです。

それと、毛皮姫では、姫を我が子のように思って、遊ばせ、
料理や作法、読み書き、そのほかの教養を身につけさせてくれた
乳母の存在が大きいですが、
千枚皮では乳母は出てこず、
育つに連れて、なくなった母の生き写しになったとあるだけ。

でも、この乳母のおかげで、窮地にたたされた姫が、
希望をもって 自分の特技をいかし、
運命を切り開いていくことができたのだから
やっぱり大きな存在だと思います。

望まない結婚を強いられそうになった姫は、父親の王に対して、
太陽のような金と、月のような銀と、星のように輝く 3枚のドレスと、
国中の千種類の獣の毛皮を 少しずつはいで作った上着を
揃えてくれるように頼みます。

でも、こんな無理難題も、王にとっては難ないこと。
姫には、逃げ出すしか道がありません。

作ってもらったドレスと、
母の形見の 金の指輪と、指貫と、つむぎ車とを、
それぞれ2つのクルミにおさめて持ち、
千枚皮の毛皮をはおって雪のふる森へ・・・。

この、「小さなクルミに大事なものをおさめる」 という不思議な行為と
まるで獣のようなコートに身をくるんだ、姫さまの本当の姿に
(内面的にも、ドレスを着たときの美しさにも)
くらくらっと きてしまいます。
不思議がいっぱいつまっているほど、魅力的!

「砂糖菓子の男」でもそうですが、
毛皮ひめでも、姫の 運命を自分で切り開く強さと、賢さが
目をひきます。
それにおいしいスープを自ら作ることができるという生活力が
大きな力になって、しあわせを引き寄せられたというのも、
地に足がついていて、ステキ。

アニタ・ローベルの絵は、好みがあるかもしれないけれど、
この絵本の絵は、アニタ・ローベルが描いてくれていてうれしい♪
と思います。
けっしてかわいいだけではない姫の魅力がたっぷり楽しめるし、
ドレスや髪の華やかさも、すばらしいです。

再話したシャーロット・ハックは、
『数あるシンデレラ物語のなかで、私が子どものころ、
ひときわ好きだったおはなし』 と書いていて、
わたしもその気持ち、わかるなーと共感します。
わたしも、好みの姫物語は、強い意思を持った
姫さまたちのお話が多いのです。


    『毛皮ひめ
     【文】 シャーロット・ハック  
     【絵】 アニタ・ローベル
     【訳】 松井るり子       セーラー出版


| 琴子 | 13:55 | comments(4) | trackbacks(0) |

Page: 1/2   >>

Calendar

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2009 >>

Entry

Profile

Comment

Trackback

Category

Archives

Search

Feed

Others

Mobile

  • qrcode