ベランダ日記

ベランダが、相変わらず楽しいです。

なにも、ひとつところに、こんなにならなくてもいいのにね

トマト 仲良し5つ組


”そろそろ花の気配です”との綿仲間のことばに、
あわててよくよく観察したら・・・ しっかり花が咲いていました。

綿の花 可憐だー

綿の花2 ぽっっという感じでひっそりと

これが、あのふわふわになるかと思うと、わくわくします。
楽しみ♪


青菜収穫が終わり、ひとつプランターがあいたので、
クランベリーの苗を植えました。

クランベリー

直射日光苦手、水はたっぷりと、なかなか気難しそうですが、
今日、よしずを買ってきたので、明日はkohaと作業です。

よくよく、ベリー好き・笑
今年のラズベリー収穫が少なめだったので、まだ冷凍庫保存中。
これからのクランベリーと、8月に採りに行くブルーベリーを
あわせて、ベリー祭りといきたいです。

| 琴子 | 23:11 | comments(2) | trackbacks(0) |

おおかみのこがはしってきて
 おおかみのこがはしってきて 『おおかみのこがはしってきて』
               (北の大地の物語)

 【著】 寮 美千子  【画】 小林敏也  
 十勝環境ラボラトリー   パロル舎

わらべうたの合宿で、5人で分担したアイヌ絵本のうち、
わたしが読んだのは、この絵本でした。

パロル舎からたくさん出ている、小林さんの版画絵の
賢治絵本は大好きだけれど、アイヌの絵本は
はじめてです。

 おおかみのこがはしってきて、
 氷の上でつるっと転んだ。
 どうして?

 それは、おおかみのこより、氷がえらいからだよ。

 でも氷はとけるよ。
 どうして?

 それは、氷より、太陽がえらいからだよ。

  ・・・・・・

最後に一番偉かったのは、だれでしょう。

他の人が読んだ絵本の中に、同じような話があって、
そちらでは 【人間】 が一番偉いことになっていました。

でも、この絵本では、人間は死んで土に還るのだから、
土がえらいのだ
みんな土になるのだから、動物も人間もみんな土と兄弟なのだ
という結末。

この結末を、とても新鮮な想いで読みました。

わたしたちは、土と兄弟だったのか!

今まで出会った、限られた機会の中で
アイヌの考え方の中には、存在に対して、”だめ”という
否定的な受け取り方を感じたことがない。

たとえば、アイヌ刺繍でも、刺したいように、手が進むように・・・
と言われるのです。

どんな状況にあっても、それが何かしらの意味があるし、
それでいいのだという、とてもおおらかな
(そしてとても安心する) 考え方。

こうあらねばならない
こうしなければならない ・・・ ならない ならない ・・・・・

マストがたくさんの日々の生活の中で、なんとホッとする
ことばでしょう。

この絵本の中には、
人間が一番えらいなんて、そんな奢りはどこにもない。

自分が、わたしが、と
人と比べることで、価値を見いだしたくなる 辛いときにも、
ぜひ読みたいなーと思います。

解放された のびやかな気持ちです。
| 琴子 | 22:04 | comments(10) | trackbacks(0) |

ある日のkoha本
夏休みに入ったとたん、戻り梅雨のような空続きで、
安定しないお天気ですが、
昨日、今日のゲリラ雨には、ほんとにまいった・・・
風も強くて、 ベランダの3つのナスも大揺れです。

なす

kohaとおべんとうをたべながら、気になってじぃーー。
見ているうちに、kohaの体が縦に揺れだして、
「ナスの気持ちになってみる」 と言い出すので、
せめて食べてから・・・と、食後2人で、ナスにあわせて
ゆら〜ゆら〜 縦に横に揺れてみました。 
案外 楽しかったです >ナスの気持ちごっこ・笑

5歳2ヶ月 梅雨の時期に読んだ今月のkoha本記録です。

  5歳(7月)のkoha本 


とこちゃんのながぐつ

今月ダントツに読んだ絵本。
図書館で運よく、長く借りられてすっかり気にいったのだそうです。
靴たちのつぶやき、最後に見せる長靴の思いやり、
かわいい絵本だな。
かとうまふみさんの絵本、主人公が思いがけなくて、いつも
ちょっと気になります!

2位
とこちゃんはどこ


『とこちゃん』 つながりで、うちにあるこの絵本を、好んで
持ってきました。
kohaもすぐどこかへ行ってしまうとこちゃんなのです。

3位
いま、なんさい?

予約待ちで、ようやく回ってきた人気本。
主人公と同じく、ちょうど5歳のkoha。何歳かあてて?と
聞いて回るのに、「ちんげんさい」「ぼんさい」「はくさい」・・・
などと言われるたび、kohaもぷぷぷ、そしてドキドキ。
あとにも予約が並んでいるので、返さなくてはいけなかったのが
残念そうでした。

4位
あいうえおべんとう

こちらも運よく借りられた絵本。
あいうえお弁当、かきくけこ弁当・・・らりるれろ弁当と続く
中身が、どれも結構おいしそうで、バランスもグー。
最後は”わ” になってぱっく

おたすけこびと 

こびととお母さんのひそやかな契約?が、
楽しくて仕方ない様子。
これも、ずっと好きな絵本です。

6位
ゆきだるま うたうしじみ はじめてのキャンプ

どれもいいなー。読んでいて楽しいと私も思う3冊。
『ゆきだるま』 は、文字なしだけど、丁寧に見ます。
『スノーマン』 DVDがあるので、見せてあげなくちゃ。
DVDもいい感じです。

10位
たま、またたま ちびだこたこらす 

新刊と、今月のこどものとも
たこらすは、布と刺繍で作られていて、かわいい。

えほんのこども たんぽぽ

自分のえほんでんしゃに、少しずつ自分のお話を
のっけているようで、自作のびらびら絵本に、
文字らしきものを書きつけて満足しています。


   おまけ  先日、火を噴いた ”ししとう事件”の正体はこれ

        トウガラシ 

      見事に トウガラシになりました

| 琴子 | 20:01 | comments(8) | trackbacks(0) |

わらべうた合宿
東京で、大きな二重の虹が見えた日曜日、
鳥沢(山梨)のマンボウの里で、川べりの道に並んで、
燃えるような夕焼けを眺めていました。

夕焼け1 夕焼け2 夕焼け3

刻一刻と変わる空の色、夕焼けショーはあっという間。
知恵さんのナイスショットをいただきました♪ )

日・月と2日間にわたって、みっちり、汗びっしょりの、
お楽しみ合宿。

初日昼暗くなっても

昼も 夜も

寺子屋口上語り 

朝も 続く・・・
もとは 蚕部屋の大部屋で、
わらべうたで遊び
アイヌの歌を学び
歌舞伎十八番から 「外郎売の口上」 を聞く
       (ういろううりのこうじょう)

絵本タイム

ときどき アイヌの絵本を読んでもらい

セネガルの歌

セネガルの歌だって、ジャンベにのって 踊って歌う。

すいか割り 川に遊びに行って、スイカ割りも。

ヤギ そして川べりには、なぜかヤギ

鉄橋を渡って行く中央線は、暗くなると、銀河鉄道333のよう。
たんぼのあぜを、おまめなkohaが、大きい子のあとを追って
走っている姿は、懐かしい昭和の雰囲気そのもの。

おまめはおまめなりに、母は母なりに
じゅうぶん楽しんで、身になった2日間。

| 琴子 | 23:19 | comments(10) | trackbacks(0) |

はじめまして in こひつじ文庫

先週土曜日、久しぶりにこひつじ文庫さんへ行きました。
はじめましての絵本たち 出張講座ですが、
なかなか会えなくなった ブログ友の方々と会う楽しみも兼ねて。

紹介された本は、margaretさんがアップしてくださているので
頼ってしまいましょう ・・・リストはこちらで → 

前回のオリオンでは、わたしの趣味と一番人気本だけだったので、
今回は、kohaと読みたいと思った絵本について。

むしむしでんしゃ

 がたごとがたごと おばけでんしゃ 

 『がたごとがたごと』 が、姉妹ともに大好きな(だった)絵本。
 『おばけでんしゃ』 は手がのびなかったkohaも、むしなら
 大丈夫かな。
 途中でさなぎになってしまうところが、さすがむしでんしゃです。


ふしぎなしろねずみ 韓国のおはなし

おじいさんの鼻から、にょろりとしっぽが出ているしろねずみが
なんともユーモラス。
ここ掘れワンワン 的な展開は、よく聞く昔話だけど、
絵のタッチが、とてもユーモラスで、目をひきます。
際立つ白も印象的。

韓国では、隠してあるものは、ねずみが守ってくれるのだとか。
巻末エピソードは、はじめて知ることばかりで感心しきり。

かみやにじさん訳。今回もいいです。
(韓国絵本・かみやにじ訳は、ついつい期待してしまいます)


ぐぎがさんとふへほさん 

はらぺこさんちの5年生のアメリちゃんが
幼稚園時代に出たこどものともの ハード化なのだそうです。
ぐぎが さんと、ふへほ さんの設定が楽しい。
ホネホネさん好きのkohaは、きっと気にいりそう。

こひつじさんではリストになかったけれど、もう一冊
にしむらあつこさん絵のこちらも、kohaが好きそうだなと
思ったのでした。

にょろへびやのへびんくん

そして、今回もすばらしい版画のこの絵本。
地球と宇宙のおはなし

おはなしはとてもシンプルな、地球についてのおはなし
自分の住んでいるところ、日本の中の東京、
世界の中の日本を、少し意識しはじめたkohaと読んだら
どんな発見があるのかな、と思います。
韓国でまず出版された絵本。


スマントリとスコスロノ

この絵本、まだゆっくり読めず。
今回もこひつじさんで半分までだったので、早く
続きを読みたいと思います。
版画が素晴らしいし、お話も味わい深いです。
こちらは、わたしが読みたい絵本。

   *      *      *

お料理上手なmargaretさんに、ぜいたくなランチを
ごちそうになって、
人生初の ドラゴンフルーツもごちそうになって!
至福の極みでございました。
マンゴーをたらふくいただいたあとのドラゴンフルーツで
こんなにぜいたくな思いをしたことはありません♪

絵本とおしゃべりとおいしいものと・・・
目にも気持ちにもお腹にも 福々の土曜日でした。

| 琴子 | 22:53 | comments(8) | trackbacks(0) |

漫画の日

ひらがな暦 (おーなり由子) によれば、今日は
漫画の日。

わたしも、続きを楽しみにしている漫画があります。

マンガ 

最近、『聖☆おにいさん』 vol.3 と 『ちはやふる』 vol.5が出て
また読み返しています。

フフフ
海街dairyシリーズも、出ないかな〜。

| 琴子 | 22:21 | comments(2) | trackbacks(0) |

夏休み
いよいよ夏休みがはじまります。
園は今日で終わり、中学校も本当なら17 日が終業式ですが、
ねーさんは、インフルエンザ流行で延期になった
リベンジ修学旅行のため、今日から2泊で、京都・奈良へ。
そのため、3年だけ、終業式が21日なのです。
真夏の学校も暑いけれど、夏の京都も暑いだろうなー。

ちょうど祇園祭と重なるとかで、渋滞に巻き込まれる可能性も
あるとか・・・ないとか・・・。
早起き得意なCちゃんは、5:50分出もへっちゃらでしたが、
とにかく楽しく行ってきてくれることだけを、願いたいです。

これが終わると、最後のコンクールに向けて部活漬け。
受験生の夏でもあるので、メンタル面でもかなり大変そうです。
4月、いきなり塾へ行きたいと言いだし、自分で下見に行った塾に
早々に入塾。
自分で組んだ夏期講習も、かなりハードな日程ですが。
親はあてにできない、、、、と思っているのでしょう。(正解!)
でも、いくら大変そうでも、見守るしかないのですよね・・・ 
こういうとき、親なんて、何か食べるもので満たすくらいしか、
できることがないんだなーと、痛感します。
あとは、アタラレ役!?とお迎えくらい。 親も修行です。
 
  *     *     *

園のほうも、NPOに向けての活動の一方、秋のバザーの
準備も着々と進んでいて、なかなか忙しく 一学期が終わりました。
先週は、フェルトボールで、はらぺこあおむし作り♪
有志を募ったところ12,3人集まって、みんなで
羊毛ボールをころころこしらえました♪

はらぺこあおむし はっぱくぐって

こんなあおむしが、秋には16匹以上生まれる予定です。

クルミトリさんのてふてふキットがお手本♪
イメージは、絵本『はらぺこあおむし』 です。

  *     *     *

7月のクッキー 7月のn*cafeさんのミニクッキー

梅丘のことり文庫さんのことり便を頼むとき、いつもnaoさんの
クッキーも一緒に頼みます。
なんといっても、このかわいさと、味のバリエーションの意外さの
ファンなのです。
今回は、なんと、トマトのクッキー!
naoさんは、自称トマト娘というほどトマト好き。
これがほんとうにおいしいのです。  
この量じゃ、足りないよー という思いも、
この夏、ことり文庫で開催される トマトフェアで解消です。
(8/2は、naoさんも、いらっしゃるそうですヨ )
その他のイベントもたくさん企画されているので、ぜひチェックを!

夏休みに読みたい本もたくさんあります。

7月ことり便 ことり便の今月のおまけ、いいですよー☆☆

先月のもすてきだったけれど・・・(↓ 先月のおまけ)

6月ことり便おまけ かわいすぎて開けられない!
中には、アメちゃんが入っているみたいなんだけどなー。笑

そうそう、トマトつながりで、我が家のトマト、
ひよちゃん(ヒヨドリ)攻撃から初防衛しました。

ある日の収穫 (勝利 V)

ある日の収穫 別のある日の収穫

尻尾つきのなす・たくさんの枝豆・紫蘇・ラズベリー
そして、ししとうだと思っていたのは、実は赤唐辛子と判明しました。

この日は、まったくししとうと思い込んでいたので、
イカと炒め物にして、みんなで口から火を噴きました・笑
後日、くなっているのを発見して、納得。

思い違いって恐ろしい・・・・。
ピーマンと思って買ってきた夫、肩身がせまくなっています。

以上 もろもろ、とりとめもなく ・・・
〜 夏休み突入日の雑記より 〜〜
| 琴子 | 22:23 | comments(10) | trackbacks(0) |

7月のおはなし会
7/11(土) 地元図書室のおはなし会の記録です。
夏休み直前のお出かけ日和のせいか、少人数で、
こじんまりとしたおはなし会になりました。 

今回のテーマは、「かんじてみよう、色・音・味」

五感を刺激されるお話を意識してみました。

 未就園・ちびっこむけ 

おじさんのかさ めのまどあけろ

 どちらも大好きな絵本。読み親しんでいるうちに、
 自然に生まれた節で読みました。

手遊び

やさいのおなか 
 案外、ニンジンの切り口が難しいらしい・・・とわかりました。
 タマネギとネギも迷う子がちらほら。
 キャベツの正答率は、高かったです!

わたしのおべんとう ぼくのおべんとう
 からあげとミートボールを交換する場面で、お話がリンクするので
 並べて読むと楽しい2冊。


 少し大きい子むけ 

とことこブーちゃん 道路編/ 花火編

おんがくかいのよる ハエをのみこんだおばあさん

 「ハエをのみこんだおばあさん」は
 「これはのみのぴこ」のような積み重ね歌。
 こども劇場ではおなじみの たかはしべんさんが、
 「はえをのみこんだおばあさん」を、ユーモラスに
 歌っているのですが、今回は歌わず。
 こういう絵本がお得意なメンバーが
 楽しく読んでくれました。

手遊び

なつのいちにち たま、またたま

 まさに夏を感じる1冊のあとは、まだ最近出た新しい絵本から。
 たまを集めた絵本。
 いろんな質感、大きさのまる、丸、球、たまを感じたあとに、
 しゃぼん玉つながりで、パネルシアターをしました。

パネルシアター 『シャボン玉とばせ』  古宇田亮順 作
| 琴子 | 22:32 | comments(4) | trackbacks(0) |

はじめましての絵本たち

とことこペンギン隊3号・三蔵さんナビによる、
はじめましての絵本たち講座に行きました。

今月は、日本の絵本 31冊/海外翻訳絵本 21冊/
その他 3冊 を、選んで紹介してもらいました。

気になる絵本がいっぱい!
今月は、特にたくさんありました。

まだ月曜日にも講座はあるし、来週には、こひつじ文庫さんで
出張はじめまして講座もあるので、
わたしが欲しいと迷った絵本の中から ちょっとだけ・・・。


     *    *    *

今回は、なんといっても、まずコレです ↓

きんぎょ  この赤、なんとも目をひくのだけど、
中を開くと、まるで映像を見ているよう。

今年はじめに出会った、
かさの女王さま ユ テウンさんの新刊絵本。


マリーナ ふしみみさをさん訳のベーメルマンス絵本。
この絵本の翻訳にかかっているというお話を、
クレヨンハウスのセミナーで聞いていたので、楽しみにしていました!
なんともかわいらしい、マリーナです。

あくびばかりしていたおひめさま 

おはなしのもうふ 大好きなこのお話のエレナ・オドリオゾーラさんの絵も
色がきれいだけど、今回の色合いもとてもすてき。

願いごとのえほん ”幸せを呼ぶ世界のおまじない” という
副題に惹かれました。
日本は、七夕が載っています。
アイルランドでは、たんぽぽのわたげをふっとふくときに願いごとを
するんですって。
まつげが落ちたときに・・・ ろうそくを吹き消すときに・・・
いろんな国のいろんなお願いのしかたが、とても楽しい♪

おひさまパン → おひさまパンの、エリサ・クレヴェンが
絵を描いているのにも、惹かれました。

そして、最後が、
風にのっていったダニーナ お話の運びに引き寄せられました。
ダニーナは、真実を知って、旅立つのです。
おひめさまが姿を消してしまうというのが、印象的。
おひめさまが、意思を持って自立していくのがいいなと思います。

ながいながいかみのおひめさま → お話を読んで思い浮かんだのが、このおひめさま。
最後、おひめさまが、意思を持って姿を消すというところが似ている
気がします。

    *    *    *

・・・と、自分趣味で気になった絵本たちですが、
本日の一番人気は、なんとこの絵本! ↓

チリメンモンスター 今、はやっているのですか?

チリメンジャコに混じっているものを探せ・・・ という調べ学習的な
絵本で、略して、”チリモン” というのだそうです。
そのために、通販でも、わざわざチリモンの混ざった
チリメンジャコが売られていると知って、びっくり!
いろいろ、いるんですね〜。

時節柄、虫もの、おばけものも多かった気がします。

kohaと読みたい絵本や、おはなし会で読みたい本などは、
またこひつじさん訪問時に、書きたいと思います。

| 琴子 | 23:32 | comments(14) | trackbacks(0) |

ピアノ調律
 ピアノ調律師

この絵本の表紙カバーをめくると、レンガ色の布ばりに
調律に使う道具が、銀色で型押しされているのが
とても印象的です。

表紙絵

ピアニスト ではなく、ピアノ調律師の道を選んだデビー。

そのきっぱりした意思には、なすべきことがわかっている人の
強みがそこかしこに感じられます。
揺らぎがない、夢。

     *    *    *

先日のピアノ移動に伴う、ピアノ調律。
ピアノ調律師というと、このイメージが大きくて、
今日来てくれる調律師さんが、女性だとわかった時点で、
とても待ち遠しくなりました。

アタッシュケース大の調律道具を持って、
颯爽とやってきたのは、小柄でかわいい女性。

大きく狂っていないか、湿気でやられていないか、
ピアノの板を取り外し、ひとつひとつ調べていきます。
ピアノの各所の板が、こんなにいとも簡単にはずれることに
まず驚きました。
今まで何度か調律してもらったけれど、見たことなかったのです。

そして、一斉に動くはずの板が、ところどころ
遅れてしまうことについて、対処の仕方を
素人のわたしにもよくわかるようにお話してくれます。
実に的確で、気持ちいい♪

ピアノ調律 鍵盤チェック

2時間近くかけて、念入りに調律です。
膝でポーンと打って音を出し、それに共鳴する音に
合わせていくのは、表紙絵でいえば、
左から2番目の道具かな。

対応も気持ち良く、技術と熱意も感じて、俄然、
このお仕事につかれた経緯をお聞きしたいと思いました。

もともと英文科出で、海外勤務のお仕事だったとか。
ピアノが貴重な地域で、誰も弾けないところへ
少しピアノが弾けるという話が伝わって、
ピアノを教えることになり・・・。
それが、調律師の道へのきっかけに。

ほんとに、どこに どんな出会いがあるか、
わからないなー。
ひたすら感心。。。 というか、感動

この調律師さんに調律してもらえたことを、
うれしく思いました。

ピカピカ

40数年前のピアノは、油での調整で音が復活し、
その状態のよさを褒めていただきました。

YAMAHA のロゴもさびていたのに、磨き上げてもらって・・
おかげでぐっと輝いて見えます。

梅雨のじめじめ気候でも負けない、大きな除湿剤を2つ
入れてもらって、調律終了。

今の時代より断然、木材がよいというピアノ、大事に使おう。
そしてまた、この調律師さんにお願いしよう。

調律の時間に聞こえてきた音の中で、なんとkohaは
昼寝(夕寝?)してしまい、調律師さんが帰ってもなお、夢の中・・・
その気持ちも、わかります。
わたしも眠くなってしまいました。

      *    *    *

  『ピアノ調律師
   【作】 M.B.ゴフスタイン  【訳】 末森千枝子
                       すえもりブックス
| 琴子 | 22:15 | comments(4) | trackbacks(0) |

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