まないたとなべ

まったく奇想天外とはこのこと、というような絵本の続編が
出たことを知り、さっそく図書館で借りてみたところ、
kohaさん、再延長して借りてきました。

まないたにりょうりをあげないこと りょうりをしてはいけないなべ

この黒目のない白丸だけの目のインパクトが、
とても強い絵ですが、これが、中を見ていくと、
なんともおかしい展開に。

調子よくとりいっては、料理素材を(時には料理を)少しずつ
拝借するまないた。
どんどん太って、その件が発覚し、料理長から
”りょうりをあげないこと”というお達しが出るのですが、
料理をあげていたのが一人じゃないところに、
「まないた、おぬしもなかなかやるよのぅ」と言いたくなる
抜け目なさが感じられます。
でも、なんとなーく憎めない。

続いて出た鍋の話も、もちろん、一筋縄ではいかない鍋です。
鍋なのに!好き嫌いがある!!
しかも、突然笑い出して、料理を吐き出してしまう癖まで
あるんです。
なんという鍋だ・・・・。

見返しの前後では、メニューの様子が違っていて、
はじめは、まったく料理にならないお皿が続出のもよう。
赤いものだめ、途中で笑ってしまったらだめ、
というわけで、うまく作れるメニューがとても少ないのです。
この鍋の行方はいかに。。。 
後ろ見返しを見て、ちょっとホッとしますよ。

そしてお楽しみは、なんといっても、2作目のこの鍋の話に、
くだんのいやしいまないたが登場していることでしょう。
絵をよーーく見ていたkohaが、
「あ”ーーーまないたーー」と、予想通りの声を
あげたときには、小さくガッツポーズしました・笑

どこまで行くかな、このシリーズ。
まったくシュールでナンセンスなお話です。

   『まないたにりょうりをあげないこと』
   『りょうりをしてはいけないなべ』
       【作】 シゲタサヤカ    講談社
        

| 琴子 | 23:13 | comments(2) | trackbacks(0) |

週末ワークショップ

この週末、予定を 自分の思い込みで間違える・・・
というハプニングがあり、おかげで、ふたつのワークショップに
参加することができました♪

まったく、手帳管理している意味がありません(苦笑)
書きこむ時点で、すでに間違えているのだから〜。

ことり文庫にて、昨日まで開催していた いちかわともこさんの
マトリョーシカ展にて。
いちかわさんの作品を堪能したあと、
白木のマトリョーシカの絵付けに挑戦しました。
絵心がないので、最初に思い立った かこさとしさんの絵本
『マトリョーシカちゃん』の4姉妹に挑戦です。

マトリョーシカちゃん姉妹マトリョーシカちゃん
マトリョーシカちゃんが、しもぶくれの お猿っぽい顔に
なってしまったのはご愛嬌。
緑のスカーフのダーシャちゃんのお顔が、
いちばん かわいくできて満足です♪ ポイントはまつげヨ
オレンジのクラーシャちゃんは、小さくて手がぶるぶる・・・
いちばんちびっこ 水色のドナーシャちゃんは、
マトリョーシカちゃんが抱っこしているように。
これは、力量がなくて、いちかわさんにお願いして輪郭を描いて
もらいました。

集中、集中。 ぐっと集中する作業、実は大好きかもしれない・・・

先生の作品は、比べるまでもなくすばらしく、
ものがたりがいっぱいです。

マッチうりマト
できたてほやほやだったこのストラップ♪
マッチ売りの少女と、お腹に入っているのは、火の精(?)
祈りの季節に、このお顔、柔和でかわいいです。

   *       *       *

こりすコック長こと、成瀬紀子さんのカラーパワーズ
キッチンスタジオにて。
クルミトリさん講師の キッチンフェルトマット作りと、
成瀬さんの作るランチを味わう会へ。

参加者のフェルトマット
参加者みんなのマットを並べて 記念に。
厚さも大きさも色も用途も、みなそれぞれ。
左2枚は、ひとりの方が同じ時間にしあげたのです。
わたしは一枚を宿題にさせてもらいました。
もうひと方は、全量を重ねて、分厚く頼りがいのあるマットに。

夜、お風呂の中で、ゴシゴシ ゴシゴシ・・・
できあがったのは、こんなです。
フェルトマット 
四隅のと、1ヶ所に3つのと。
はしっこに赤いフェルトボールをつけて
ちょっぴりクリスマスカラー

マットの下は、山盛り根菜です
根菜かご=====☟
かごの上に
たっぷりのコリデール羊毛の上に、”フラックス”という麻の繊維を
置いてフェルト化です。初の試み!
おもしろい風合いだな〜。

お湯と石鹸でひたすらゴシゴシする作業も、実はとても好きなのです。
どんどん形になっていくさまが、楽しすぎます。
クルミトリせんせの 周到な準備のおかげで、作業もとてもスムーズ。

お昼、形になったところで、コック長の今日のランチです。
秋色メニュー
Menu:
信州りんご入りサラダ/さつまいもの濃厚ポタージュ/
えびとあさりのパエリア風カレーピラフ/
デンマーク風煮込みミートボール

杏のケーキ
デザート:
アーモンドクリームとカスタードクリームの
杏のケーキ

題して、"秋色メニュー” きいろ、オレンジ、茶色、赤
色づく秋をイメージした、ジューシーで味わい深いメニュー

こんな元気の出るお料理を、なんと明日また
いただくのです。
ことりさんで、成瀬さんの新刊レシピ本を注文し、
ランチご招待の幸運に恵まれたのですよ! 
あ〜 アミダさまさま♪ ありがとう

週末ことりさんで求めた本2冊。
どちらも興味深くて、ただいま、熟読中。
乙女座 イェンセン家のクリスマス

| 琴子 | 23:20 | comments(2) | trackbacks(0) |

寂しさあいまって
秋は大好きな季節です。
大好きなんだけど…
銀杏並木が金色に光って
キラキラしているのを見ると、
ふと物悲しくなることも。

過ぎてきた時間を想い、
これから過ぎるだろう時間を想う。

変わらないつもりでいても、自分もどんどん
変わっているし、
時代はもっと目まぐるしく
過ぎていきます。

この冬 大好きで頼りにしている絵本やさんが
梅ヶ丘のお店に区切りをつけることに。
それはまた、新たな出発のはじまり

…なんだけど。
やっぱり寂しい気持ちも大きくて。

来月末までの間に、何度行けるでしょう。
さっと行ける距離じゃないのが
ほんとに恨めしい(涙)

どうぞ、いつかは!と思われている方も
お店を訪ねてみてくださいね。

お店では、明日まで、いちかわともこさんの
マトリョーシカ展開催中です。
作品と作者の魅力にうっとり♪
作者在店で、マトリョーシカの
絵付けワークもできますよ。

来月は、クリスマス仕様のことり文庫
なるはずです!

| 琴子 | 11:49 | comments(10) | trackbacks(0) |

はじめましての絵本たち

ようやく、絵本に触れられる余裕が戻ってきました。
三蔵さんに紹介してもらう、絵本の新刊講座へ。

日本の絵本21冊・海外翻訳絵本21冊・おまけ2冊より
例によって、気になった本についての覚書。

≪読みたい!≫

こどもほじょりん製作所 どろんこのおともだち
左) 銅版画の絵と、自転車の補助輪工場に惹かれます。
   そしてなんといっても、強ーい父親に惹かれます!

右) 『ないしょのおともだち』 の次は、どろんこ
   絵が一段とレトロな感じです。

もりのおくのおちゃかいへ 作家と猫のものがたり
左) 去年出た 『たいふうがくる』 のモノトーンの世界に驚いた
   けれど、こちらファンタジックな中に現実が混じりこんで
   最後のケーキがとてもおいしそう♪

右) おまけで紹介された1冊ながら、作家の語る猫のお話の
   アンソロジー。興味深すぎます。
   12匹(先日1匹亡くなったので)の飼い猫がいる友人がいて
   話を聞くにつれ、猫のいる生活が恋しくなっている今日この頃。

よるのいえ 誰でもない王女さま
左) 行って 帰ってくる 谷川俊太郎さんの訳がとても気持ちいい。
   昨年度のコールデコット賞なのだそうです。

右) この作者と絵のリチャード・ドイルの話を聞いて仰天し、
   文と絵がどのように配置されているのか、気になっています。
   
ゴッホ 熱気球
左) ゴッホとテオのお話。
   いせさんの 『にいさん』も思い出します。

右) だいすきな 『アップルパイをつくりましょ 
           りょこうもいっしょにしちゃいましょ
』 の
   作者、なのだそうです。
   熱気球のお話。これまた実話らしく、興味深い。

≪おはなし会で読みたい!≫

ねずみのふわふわけいと ゆき
左) 冬・あったかいもので出てくる毛糸は、とってもうれしい。
   毛糸で作る基地のようなものがかわいらしくて
   こどもたちと読んだら楽しそうです。

右) シンシア・ライラントの絵本。『ゆき』 が降ったら
   やってみたいことがいっぱい。
   ”天使”は、どの絵本にも描かれるんだなー。
   雪がつもったら絶対やってみよう!

そのほか
シリーズものの続巻が、続々(?)出ていました。
ゴリララくんとか()、くすのきだんちとか()、東海道とか()・・・
いせひでこさんの、さえらちゃんが再び登場する 『まつり』 や
ドロシー・マリノの絵の 『ベンジーのもうふ』 や
ダーシャ・テューダーの 『アマンダとくまの子』 なども、
また、読んでみたいところです。

| 琴子 | 22:06 | comments(2) | trackbacks(0) |

11月のおはなし会

11/13(土) 地元図書室でのおはなし会
いいお天気だったので、20分かけて自転車で行きました。

ここのところ、数ヶ月ぶりに再開したヨガと
自転車移動で、体力アップと引き締め効果を狙っていきたいと・・・
年末を前に、小さく決意です!

  今月のテーマは、『冬じたく』

 未就園・ちびっこ向け 

おちゃわんやまのごちそう 

もりのてぶくろ おちばのしたをのぞいてみたら
『おちばのしたをのぞいてみたら・・・』
読み手が、聴き手の子どもたちをそばにひきよせて、
やり取りしながら じっくり読んだので、とても楽しく
進みました。
グロテスク?と思った写真も、子どもにはまったく
そんなことはないらしく、むしろその実際の大きさに驚いていました。
落ち葉の下をめくってみる子が、いるかも・・・。
ちゃーんと、虫に詳しい子がいて、ダンゴムシとワラジムシの違いも
教えてくれました。


手遊び

くんくんふんふん  どこまでも



  少し大きい子向け 

どうぶつにふくをきせてはいけません まいごのどんぐり
『どうぶつにふくをきせてはいけません』
この日の聴き手の子どもたちは、とても反応のよい子たちで
どのページでも、おもわずクスクス ふふふと
笑いがこぼれて、その素直な反応がうれしかったなー。

手遊び

やきいもの日 みかん
『やきいもの日』 いつも読んでいる途中で、じんわり涙が
出そうになる本。
目にしみるのは、焼き芋のけむりか、ケンカの余韻か・・・
かぜのかみとこども 
”ねらねら” のかけ声が楽しい民話を最後に。
風が擬人化されていて、おもしろいお話。



続きを読む >>
| 琴子 | 22:56 | comments(4) | trackbacks(0) |

佐野洋子さん

佐野洋子さんがお亡くなりになったと聞いて、
とてもさみしく思います。

歯に衣きせぬ物言いで、スパスパと気持ちのいい
エッセイの数々。
それに、もちろん絵本の数々。大好きなおはなしがたくさん。

ちょっとかわいいおばあさんの話や、
ちょっとへそまがりのおじさんの話、
父への憧れが素直に描かれているクマの子の話、
ネコが鯖に逆襲される話、
一本の木を切り倒したことではじまる話、
なんだかいじわるねぇと思ってしまう、すーちゃんのお話・・・・。
翻訳ものでも、大好きな『かあさんのいす』シリーズ
訳されていたのは、佐野さんでした。

だってだってのおばあさん おじさんのかさ ねえとうさん 
おれはねこだぜ おぼえていろよおおきな木 すーちゃんとねこ 

わたしが最初に佐野さんに出会ったのは、やっぱり有名な
100万回生きたねこ』 だったと思います。
一番最初に読んだとき、どう受け取っていいものか、
どう感じていいものか、ぜんぜんピンとこなかったことだけ
覚えています。
若かった、ということもあるのかな。
ワサワサとした気持ちだけが残って、捉えどころがないように
思えたけれど、今は違った感覚で読んでいる自分がいます。

出会う時期によって、感じることが違うのが、
佐野さんの絵本かもしれません。
単純に楽しいだけでなく、もやもやと何かを想わせ、
どこかでホッとさせる。
佐野ワールド絵本、大事に読み継ぎたいです。

なんといってもお気に入りは、『ふつうのくま』
ふつうのくま
(現行本は白表紙⇒

近年のエッセイは、辛い気持ちが混ざって、なかなか
読めなかったけれど、少しずつ読んでみたいと思います。

| 琴子 | 06:30 | comments(8) | trackbacks(0) |

みどりさんの椅子敷き

朝晩の空気がめっきり冷えてきて、お尻の友が恋しい季節。
3年前に、ヒナタノオトさんで出会った椅子敷きです。
いい具合に、毛羽立って。
だいすきな秋〜冬の夕陽の部屋の光の中でも、存在感あり。

椅子

家族分が一気に揃えられず、まずは冷え症の自分に1枚
と思ってから数年。。。
少しずつ揃えていこうと思って迎えた 今回の
みどりさんの二人展。

ちょうど台風の関東上陸が危ぶまれている頃、九州から
無事いらっしゃれるだろうかと、心配でしたが・・・
ちゃんとみどりさん、いらっしゃいました!

バザー前の疲れがピークなところで、果たして行くことが
できるか、こちらも心配でしたが、
そこはムボーさんのわたし、強行です。

選びはじめてはたと、家族の誰かに選ぶハズが、
携帯用の1枚を選びはじめている自分に気づく。
ほら、これから園とか学校とか、寒い教室や体育館で
過ごさなければならない時間のことが思い浮かんで・・・。

今回の展では、はじめて並ぶ色合いも多く、
色のバリエーションでも悩みましたが、柄もそれぞれ魅力的。

選んだのは、冬の窓・光を連想したこちら。

椅子敷き
イギリスとニュージーランドの羊さんが使われているのだそうです。

包みの中

クルクル巻くのにちょうどいい方向があることも、
honmaさんから伝授してもらいました。
これで、バッグにポンと入れて、お出かけOK。

丁寧なお仕事で、どのデザインにも心が動きますが、
ほつれたり、不具合があったら直しますから連絡くださいね
という、細やかで温かな言葉がうれしいです。

家族よ、ごめんね。きっと揃えます!

  藤原みどり - 七十二枚の椅子敷き
  古橋治人  - 木の蓋、木の匙、木の小家具
    明日11/7(日)まで     於 : ヒナタノオト
    展示の様子はこちらに 

| 琴子 | 11:22 | comments(2) | trackbacks(0) |

バザー
こぐま学校のバザー

晴天の文化の日、バザーが無事終わりました。
びっくりするほどの人出で、品物の売れ行きも上々。
OBのお手伝いなしでは開催できなかったバザーですが
これで、来年につなげられたのでは・・・と
心底ホッとしています。

得意分野を持つ保護者がいて、それを発見する楽しみも♪

バザー看板 ある母のお手製看板
デザインから請け負ってもらったちらしと連動した看板に
大感激。

手作り品の品々も完売!
一部を披露しますと・・・
269
10121
117
58

など など など・・・
kohaは、真ん中のお人形のおんぶひも(袋つき)ねらいで
みごと並んで手にしたもよう。
昨日〜今日、C体人形のりりあちゃんを何度もおぶっています。

園舎で販売する新品・中古品コーナーは、毎年、地域の方の
根強い人気があり、当日、わたしたち役員が集合した8時前に
すでに整理券配布待ちの列が・・・(汗)
わたしはほぼ、その入場整理でバザー時間を費やしましたが、
懐かしい顔にもたくさん会えて、忙しく 楽しい時間でした。

10年前一緒にバザーをしていた面々に、
「まだ現役なんだねっ!」 の言葉を何度かけられたでしょう。。。
そうなのよ、今年最後だけどね。

企画をし、ひっぱっていく過程で、うんうん考えて
最良と思われる方法で動くのだけれど、
いろんな想いを持つ人もいて・・・
結局どう動いても、いろんな反省点は出てくるのですよね。
来週は、その反省会。
いろんな声が出てくるといいな。
次で生かせる建設的な意見が出れば、わたしたちの役目としては
十分と思います。

そして、父母会の行事としては、残り2つ。
今月のグレゴの音楽一座()と、来月のもちつき。
どちらもバザーに比べたら〜〜 鼻歌ルルルン♪

       *     *     *

冒頭は、大好きな『こぐま学校のバザー
 【さく】 ミシェル=カートリッジ  【やく】 せなあつこ 
             /偕成社

エリックとルーシーが、バザーのために作るものが
どれもアイディアにあふれていて、楽しい絵本です。
バザー前だったので、kohaともよく読んで、これ作りたい
あれ作ろうと盛り上がった絵本。

わたしは・・・いつか ”たまごマン” を作る予定。^^
たまごの殻に種を蒔いて、髪の毛のように芽が揃う時って
案外、期間限定ですけどね。
kohaは、大作・”うごくかみしばい”が、作りたいそうです。    
続きを読む >>
| 琴子 | 22:38 | comments(8) | trackbacks(0) |

Page: 1/1   

Calendar

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< November 2010 >>

Entry

Profile

Comment

Trackback

Category

Archives

Search

Feed

Others

Mobile

  • qrcode