絵本と人形のどうぶつたち

日曜日、午後から国立へ。
kohaの合気道のため、自由に動ける日曜が少なくなるので、
満喫しましたよ!

目的は、プランターコテッジで行われていた”ひと箱市”。
ですが、そこまで行く間に寄り道です。
まずは匙屋さんへ。
ただいま、写真展開催中ですが、さがしものは、
ペーパーバックの絵本でした。

石原稔久さん ありました♪

石原稔久(としひさ)さん 文・人形の3作の絵本
お話の絵は、陶器で作ったお人形になっています。
この陶器のお人形や動物が、なんとも存在感があって惹かれて
いたら・・・来月、匙屋さんで、石原さんの展があるそうです。
DMをいただいたら、また載せてみます!

GARAGEさんでは、loosen up展です。
こちらも、次々お客さんが出入りして、楽しいファッションショーに。
わたしも、ちょっと冒険してみましたよ・・・^^

そしてようやく プランターコテッジへ。
ひと箱市は、たくさんの方の作品とたくさんのお客さんで、大賑わい。
出会ったのは、こんなキュートなものたちでした!

指人形 豆皿と指人形
                         (作・オガサワラマサコ)

 ♪もーぐらどーんの おやどかね
  つーちー ごーろり まいった ホイ!♪

 ♪いなかのおじさん たんぼみちとおって
  かえるをふんで げのげのげ ♪

目があったとたん、歌が出てきたのだから仕方ないです。
猫はね〜、睨まれたので、これも仕方ない^^


13年、愛されてきたプランターコテッジですが、長屋の老朽化・
耐震性の心配から、5月に取り壊しが決まったプランター・コテッジ。
でも、ここを愛しているみなさんのパワーは、すごいのです。
最後の最後まで、大切にこの場を使って、楽しく盛り上げよう・・・
ということで、4月いっぱいまで、いろいろ企画されています。
いつか行ってみたかった、久しく行っていない、そんなみなさんも
大歓迎だそうです。
詳しい日程は、ぜひプランターコテッジのブログカレンダーで
確認してくださいね。(⇒

| 琴子 | 00:59 | comments(0) | trackbacks(0) |

からむしを績む

土曜日は、らふとのワークショップ ”からむしを積む”でした。
"積む”と書いて、”うむ”というのだそうです。
からむしというのは草の名前です。
草を裂いて積んで糸にし、それを染め、布に織って作品を作るという、
気の遠くなるような手仕事です。
まったくほんとうに・・・
こんな草を糸にしようと思った昔の人を尊敬してしまいます!

からむし ⇒ これが”からむし”

講師は、二年前に工房からの風に出店されていた
ますみえりこさん。(⇒
会津の昭和村で、からむし作りから績む作業まで、何年にも
渡って習得されて、糸を績む作業は心が静まる一番好きな作業
とおっしゃいます。

(しかし、これが・・見るとやるでは大違いなのです。)

水にふやかしたからむしを、コツを教わりながら
細く裂いていき、それをついで1本の糸にしていきます。

糸を績む前に、からまらないようにするため、最初にしっかりと
輪っかをつくっておきます。
ココ、重要!

お話どおりに、ちゃんと作ったハズでした。
なのに、よりをかけてもらう段階で、輪っかが見当たらなくなっていて
あぁ・・・どうしましょう。
逆によりをかければ、糸が逆立ってしまうことになるのですが・・・
そこは先生が、ちゃんとフォローしてくださいました。
どうやら、績む段階で、指で強くよりをかけすぎたようです。
でもなんとか、小さな糸巻きに巻いていただいて、完成しました。

そんなこんなのおかげで、からむし糸、なおいっそういとおしく感じています。

よりをかけてもらっています よりをかける
よりをかける作業は、村のおじいちゃん手作りの道具で。

からむし糸! 完成糸♪

作品 ますみさんの作品
左は、桜で染めた2種類のからむしを織り混ぜた布
果てしない量のからむしから生まれた、美しい布です。うっとり。

右は、2年前の工房からの風のときに求めたカード入れ。
まだまだくったりとはいきませんが、大事に使っていきます。

      *       *       *

オタノシミ
もりのにわさん 餡クロワッサン

岐阜・高山のもりのにわさんの、通称 アンクロ? 
餡クロワッサンと香りのよい加賀棒茶
ウサミさんが、温めて出してくださって、おいしさランクアップです。
ごちそうさまでした♪

| 琴子 | 23:18 | comments(0) | trackbacks(0) |

おとなたちの絵本部屋 No.92

おとなたちの絵本部屋 Vo.92 於:オリオン書房ノルテ店
金曜日に参加しました。
ナビは、とこペン隊のイーダちゃん。
今回のテーマは、偶数月なので、作家さんなのですが、
イギリスの女性作家さん ポリー・ダンバーの絵本でした。

ポリー・ダンバーの名前を聞いて出てきたのは、
『ケイティー』と『あお』だけ。
はじめて見たときの『ケイティー』の絵の印象が強くて、
あえて手にとってこなかったような気がします。
でも、今回、今までの印象をくつがえす魅力をたっぷり教わって、
大変有意義でした!

なんといっても、ポリー・ダンバーが文も絵も手掛けた絵本は
どれも、見返し部分や紙質、紙の色あいまでこだわった絵本に
なっていて、作りも細やかでおしゃれなイメージ。
知らない魅力を、再発見です。

はじめて読んだ "ティリーとおともだちブック”シリーズ
特に気に入りました♪
あそぼ!ティリー しあわせヘクター かくれんぼタンプティ

おしゃれなプルー かみつきドゥードゥル ねないこティップ

主人公がじゅんぐり替わるけれど、どの刊にもみんな出てきて、
からみあっているのがいいところ。
見返し部分と本文部分のかかわりは、すぐ見つけられるけれど、
その関係もなるほど 頷きたくなるこだわりがあります。
個人的に、こういうこだわりには、すんなり参る・・・。^^

ペンギンさん 
表紙絵からしてこのペンギンにも目が釘付け。
まったく無表情に思えるペンギンの逆襲!?にえっ!!と
思わず声が出てしまったけれど、最後はちゃんとハッピーエンドでした。

そして大好きな『あお』
あお 
気持ちと紙の色がリンクしているところがほんとに心憎い演出!

他の作家さんの文に絵を描いている作品の中では、
みーんないすのすきまから これが一番気に入りました!
我が家にも、こんなブラックボックスのような場所、あるある・・・

同じマーガレット・マーヒー作の絵本、『しゃぼんだまぼうや』も
一緒に読みました。
この流れるような、日本語の韻ふみまで意識した訳は、感動もの。
きっと御苦労があったでしょうに、もとしたいづみさん、すばらしい〜。
そうそう、ポリー・ダンバーの絵本は、すべてフレーベル館から
もとしたいづみさんの訳で出ているのだそうです。
(それもすごいこと!)

しゃぼんだまぼうや

他にも紹介してもらった絵本・児童書
くらべっこのじかん おいでよルイス! パパはバードマン

現在品切れ本・・・
ケイティー くっくちゃん

これから出るポリー・ダンバー本も、注目していたいと思います♪

         *       *       *

今回のおもちゃであそびタイ!ムは、ずっと遊びたかった
『トコトコ季語かるた』 わーぃ
このお正月も、実家に持参したけれど、機会なく遊べなかった
かるたでした。
(かるたについては、三蔵さんのシトロンブックスに詳しくあります

トコトコ季語かるた

高橋和枝さんの絵がとてもよくて、季語を知らなくても、遊べましたよ。
知っていたら尚よしだけど、絵を見ながら覚えられる利点もあります。
並べてみると、ほんとに美しい・・・
季節ごとに変わる山、風。
毎月の歳時。季節の花。
定点観測的に見る空の風景 などなど。
こだわりもいっぱい。

日本語って、あらためて美しいですね〜。^^
    山 笑う (春)
    山 滴る  (夏)
    山 装う  (秋)
    山 眠る (冬)
山笑う春も、もうすぐそこ。

このカルタは、裏にもお楽しみがあって、読み札・絵札を
全部つなげると大きな一枚絵になると聞いて、
うちに帰ってkohaとチャレンジ。 しかし、
上からと下からと攻めたけれど、完成ならず・・・。
いつかきっと完成させたいです!

 季語かるた2
 季語かるた1

| 琴子 | 23:38 | comments(2) | trackbacks(0) |

すてきなルーちゃん

新しい年に入ってから、繰り返し楽しんでいる児童書2冊。
期せずして、2ヶ月連続”たかどのほうこ月間”になっています^^

2冊とも小さなお話が章だてになっていて、毎晩1つずつ読む
パターンですが、1週間ほどで読み終えては次にうつり、
それを2冊交互に繰り返す日々。

すてきなルーちゃん

その中の1冊 『すてきなルーちゃん』 いよいよ3順目です。
ルーちゃんは、つんちゃんにとってはおばさんだけど、おばさん
らしからぬ魅力で、つんちゃんにいろんなお話を聞かせてくれます。
それは、つんちゃんの学校であった出来事がヒントになって
生まれるお話だけど、教訓やお説教じみたものはみじんもないのが
とてもいいのです。
つんちゃんは、ときどき、肩持つお話しないでよ・・・とけん制するけれど、
ルーちゃんは、肩を持つことなんてないのだから。

ちょっと困ったことや、腹のたつことも、ルーちゃんに話すと、
おはなしを通して、別の視点をもらえる気がします。
信頼できる人の別の視点は、子どもにとって
一つの大きな根っこになるでしょう。

わたしの中で、一番印象的で、一番怖いお話が、タンバリンを赤く
ぬりつぶしてしまう子のお話。
これはちょっと自分の存在がなくなる怖さがあって、何度
読んでもゾクゾクします。
(今晩は、いよいよ3順目のこのおはなしタイム)

そうそう、もうひとつ好きな場面は、絵描きのルーちゃんが描きあげた
絵をつんちゃんにあげる場面で、つんちゃんが「絵に全部つまっている」
と感じるところ。

毎日毎日、少しずつ描きあげていく段階では、まったくわからなかった
絵の中に、月曜からの毎日が積み重なっているということ。
絵をみれば、ルーちゃんのしてくれたおはなしも、その時の会話も
想いだせることに、つんちゃんが気づいてるってことが、
なんだかとてもうれしいのでした。
日々の暮らしって、そういうものだよ。

| 琴子 | 22:24 | comments(4) | trackbacks(0) |

代理にて

先週は善光寺だったので、1年生の教室へ行くのは、2週間ぶり。
教室に入ったとたん、なんだか少ない気がして、思わず
ランドセルの入っていないロッカーを数えてしまいました。^^;
あ〜、インフルエンザ大流行中。
子どもたちもわたしたちも、みんなマスクです。

おばけのてんぷら トラのじゅうたんになりたがったトラ

今日の読み手の一人が、やはり子どものインフルエンザのため
お休みで、急きょ、代理です。

もうひと方が、『おばけのてんぷら』を読んでいたので、
何冊か持っていった中で、今、気に入っているジェラルド・ローズの
新刊絵本を読みました。
これ、最近のお気に入り!
少し長くなってしまったけれど、じゅうたんになりたがったトラの心情を
おもしろがりつつ、すっかりトラ側の視点になっている子どもたち。
”見つかるのは時間のもんだい”のくだりでは、「あーあー」と
残念そうなため息声まで出ていました。
大活躍後、ゾウに乗るトラの絵に、なぜかとてもうけていました。

| 琴子 | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) |

善光寺日記6

今回のわらべうたで、新たに知り合った方の中に、
長野・栄村の出身という方がいらっしゃいました。
栄村といえば、去年の3・11の大地震の翌日、震度6強の
大地震が起きた地域です。
そして豪雪地帯としても知られているところ。

そんな栄村で過ごした子ども時代のことをまとめた漫画絵本を、
このたび出版されたとのことで、わたしも1冊、いただいてきました。

ゆきつぼのちいさいころ 『ゆきつぼのちいさいころ』
                  豪雪の栄村・思い出生活雑記
                 
風習も文化もはじめて知ることばかり。
豪雪地帯ならではの苦労や楽しみがあるのです。
そして、マンガがおもしろい!

中に、長野でいう”やしょうま”を”みみだんご”と言う
コラムページもあって、ご本人にそのイントネーションも
教わりましたよV

どうしても避けて通れないのが、3・12の大地震のこと。
ゆきつぼさんの育ったご自宅も全壊し、取り壊す決断をされました。
その記録も巻末に、番外編として載っています。

東北の甚大な被害とともに、栄村も今なお、震災からの復旧と
それに加わる豪雪で、大変な想いをされている方が多い。
その復興支援にと、ゆきつぼさんがデザイン・企画された
「希望のたね」ピンバッジ(200円)もいただいてきました。
 
 種はいつでも
 祈って応援しています。
 希望を見つけ、育てていく
 あなたのチカラが目覚めますように。
 いつか芽がでて
 花がさきますように。

 希望のたね

そんなメッセージが込められた「希望のたね」ピンバッジ。
本物のタネではありません、と添えられた1文がちょっと、おちゃめです。

自費出版の『ゆきつぼのちいさいころ』とピンバッジについては、
ぜひ、ゆきつぼさんのページへ飛んでみてくださいね。
⇒ ゆきつぼの想うツボ

| 琴子 | 01:04 | comments(6) | trackbacks(0) |

善光寺日記5

食いしん坊としては、食べ物のこともやっぱり載せませんと・・・。
今回はじめて出会った食べ物が、”やしょうま”
”やしょうま”という言葉自体、はじめての出会いです。
”やしょうま”ってなに?

灯明祭りから帰ってきて、マゼコゼのつね子さんが出してくれた
やしょうま☟
やしょうま(夜) あっという間に残り2個に。

そしてお土産にいただいて、おいしく味わったやしょうま☟
やしょうま(もも) やしょうま(もも・生)

形も色もいろいろのよう。軽く両面をあぶって、砂糖じょうゆにつけて
いただきます。
焼く前は、ういろうのような感じ。(右)
こ〜れ〜が〜! ほんとうにおいしくて、すっかりファンになりました。
上新粉と砂糖・塩が材料のようです。

やしょうま 本には、こんなに華やかなやしょうまも!

わたしが聞いたのと同じやしょうまの言われが、こちらにありました(⇒

お茶うけにぴったりです。
地元の本屋さんには、信州の漬けものや郷土料理を網羅した
おばあちゃんのお茶うけ』 『おばあちゃんのお茶うけ2』 なる本もあり。
おばあちゃんのお茶うけ どれもおいしそうで思わず手にしました。
やしょうまもそのうち、挑戦してみます!

   *       *       *
二本松・天ざる 夜は居酒屋さんになる『二本松』の
                        天ざる定 美味・満腹!幸福・口福^^

| 琴子 | 23:43 | comments(4) | trackbacks(0) |

善光寺日記4

本好きにとって、本屋さんの存在も気になるところ。
看板 遊歴書房

こんな素敵な古本屋さんがありました。
中に入ると・・・・

遊歴 中 美しすぎる古本屋さん!

同じ敷地内となりの、ギャラリーカネマツさんではこんな展示も開催中。
光と影絵 光と影絵

吹きガラスと古い鉄モノの組み合わせのスタンドライトも
展示されていました。
ランプ部分が吹きガラス、足部分には昔のアイロンや、馬蹄や、
顕微鏡・・・という異素材の組み合わせ。
それがとてもユニークで楽しい作品になっていて、思わず見入ってしまう。

灯明祭りにあわせて、ライブあり、門前町劇場あり。
あちこちの企画があわさって、下から作り上げていく、そんな力を感じます。
楽しいね!

| 琴子 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) |

善光寺日記3
 善光寺大門 善光寺大門をくぐると

善光寺本堂 立派な本堂

ちょうど"灯明祭り"開催と時期が重なり、夜は門も本堂も
ライトアップされるため、昼間の重厚な善光寺さんにお参りです。

善光寺には、言われがたくさん。
善光寺の門前町にも、たくさんの伝説があるそうです。
絵ときをされる小林さんの著書 『伝説の寺、善光寺』に詳しくて
これがとてもおもしろい!
伝説の寺、善光寺

門前町にある40近い宿坊の名前に、"院”と"坊”があることも
今回はじめて知りました。(⇒
(天台宗と浄土宗なのだそうです。)

夕方になると、夜の灯明祭りのための灯明が準備されはじめ
灯明

夜になると、ライトアップ
灯明祭り

派手にライトアップされた善光寺さんにも再度お参りし、
80〜100年前のおみくじをひきました。
「凶が多いです」というわざわざの注意書き通り、見事“凶” を
ひいたのはわたしです ^^;
気にしないようにしていたのにな・・・
その夜・次の朝と、「まさか・・・凶おみくじのせい?」とささやかれる失態を
次々とやらかし、優しいみなさんになぐさめられての帰京となりました。

 *ピスのフン踏み事件
 *ファイヤーキングこっぱ微塵粉砕事件

あー、忘れない!
ほんとに騒々しくてごめんなさい。
| 琴子 | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |

善光寺日記2

カフェ・マゼコゼ界隈から大通りに向かって、うろうろしていると
路地の間にも、おもしろいお店や蔵が目につきます。
小さいながら楽しげなお店が多いし、時折ふと
七福神の祀ってある場所に出たりします。
いつかぜひ、また七福神めぐりもしてみよう!

どんぶらどんぶら七福神

糸やの"十糸や”さん・・・マゼコゼからあんなに近いのに、
今回、時間が足りず!
行き、バス停からマゼコゼに向かう間に通りかかった
さをり織り工房の”オリカフェ” も同じく。

オリカフェ ウインドー

松葉屋家具店も、栗おこわ、栗モンブランも、いつかのお楽しみに
なりました・・・。

ちえさんが教えてくれたこんなお店もありました。☟
まむしだけではありませンゾ!
きつねや鹿の角まで。 効用は素人にはわからず・・・。

まむし

マンホールの絵柄が楽しいことにも、ふと気づく!!
りんご 消防

V 

蔵 火の用心

善光寺の街角の風景は、どこか懐かしい。

| 琴子 | 19:35 | comments(0) | trackbacks(0) |

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