パトアシュ絵本の時間
今日は、昨夜の暴風雨が嘘のような晴天。
2回目の パトアシュ 絵本の時間でした。
今日は絵本の合間に、コオロギころころのわらべうたも
歌ってみました。
(このわらべうた、東京・八王子のわらべうたなんですよ)

読んだ絵本はこちら。



子どもの多くが興味を持つ 顔の絵本やいないいないばあ。
それから男の子もいたので、電車の絵本も。
今日の人気も『サンドイッチいただきます』
『ぺんぎんたいそう』
それに、作者のみなみじゅんこさんが来てくださっていて、
『どんぐりころちゃん』も大人気。
サインを入れてもらう方もいました。

あかちゃんが、大好きなママと絵本を楽しむということは、
その風景と時間がセットで記憶されるということ。
その中で、お気に入りが一冊でも二冊でもできるのは、
親子にとって、シアワセな体験です。
生活のふとした瞬間に、楽しんだ絵本の風景を
感じられるなんて、親にも子にも、嬉しいことだなぁと
思うのですよね。
パトアシュさんでの絵本の時間は、そんな一冊との
出会いの場になればという、店長さんの思いも入っています!

少しずつ、顔なじみのちびっこやママが増えてきて、
読みに行くのが楽しみです。
ほんの束の間の ほっとする時間になったと、
今日も、喜んで帰って行かれた後ろ姿を見て、なんだか
じーんとしてしまいました。ママ、がんばってるなー。
絵本やわらべうたで、ふっとゆるむことができたなら、
それはすごく嬉しいことです!

来月は、12/10(火)10:30〜です。

毎月10冊ずつ、自由に見てもらうコーナーもあります。
今日、入れ替えてきましたので
また手にとって見てもらえたら、うれしいです。

| 琴子 | 21:34 | comments(2) | trackbacks(0) |

ひろばのおはなし会


ひろばのおはなし会で 読んだ絵本のラインナップ。
こどものとも0.1.2の『ぺんぎんたいそう』が とてもよくて、
どうしたって体が動いてしまいます。
今日も、ママも子どもも、ペンぎんとともに体操しましたよ。

サンドイッチいただきます』の見開きのしかけページにも
わぁ おいしそー!と思わず歓声が出ました。

もう帰るぅ・・・とごねていた子も、絵本の面白さに
おもわず引き込まれてしまったようです。
| 琴子 | 17:26 | comments(0) | trackbacks(0) |

善光寺 アイヌ刺繍展
11/18 作品展の振替休日。
運よく夫が帰京していて、夜には神戸へ戻る日。
新宿 6:50発の高速バスに乗って、善光寺へ行ってきました。

アイヌ刺繍の四辻藍美さんの展を観るために、
善光寺のカフェ マゼコゼへ。
一年ぶりの善光寺です。

滞在時間 3時間、
藍美さんの刺繍が、マゼコゼの雰囲気にぴったりで、
もう夢中で観ました!

“天から役目なしに降ろされたものはひとつもない“
という アイヌの言葉は、なんて奥深いんでしょう。
刺繍の技法が素晴らしいことはもちろん、
アイヌの懐深い精神が、作品の中に満ちていました。
月に一度、アイヌ刺繍を教わることができるなんて、
しあわせなコトだなぁ。

 




 
| 琴子 | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0) |

おとなたちの絵本部屋 vol.103
おとなたちの絵本部屋 今月のテーマは、『家出』でした。
リスト本のほとんどが、それって家出なの??
という程度の かる〜い家出話。



でもそこには、子どもの小さなこだわりが
垣間見えて面白かった!
今回は、家出の行き先や、家出のための持ち物、
パパやママの対応の仕方などを読み比べて楽しみました。

それにしても、家出のお話って、たくさんありますね。
うちにある、古い絵本たちも登場していて、
嬉しくなりました。
“ロージー“のシリーズ や“フランシス“のシリーズは、
kohaも大好き。
わたしは、“マリールイズ“のシリーズも大好き!


絶版本で、リストには挙がっていなかった絵本ですが、
スペインの絵本『かちんこちんのムニア』も、
 “家出“ テーマの絵本かもしれません。だいすき!



頑なになってしまう気持ちの揺れと、親の対応が見事で、
どれほどこのパパ、ママに憧れてきたことでしょう!
そう、絵本の中には、素晴らしいママ像がたくさんあって、
実生活でなかなか真似できないのだけれど、
憧れてしまうんですよね。

この日の参加者のエピソードに、妹が生まれて退院してきた日に、
お姉ちゃんになっておめでとうと、ご両親からプレゼントを
もらった話があって、なんてステキな話だろうと感動しました。
そういう気持ちで接してあげたらよかったなーと 少し後悔。
だから、当然、“家出したいという気持ちを持ったこともない “
という話にも深く納得。
みなさんの自己紹介・家出エピソードを聞いていたら、
ステキすぎて、クラクラしました!

次回のおとなたちの絵本部屋講座は、年明けです。
イーダちゃんのテーマ選びに、期待しています。^^
 
| 琴子 | 20:10 | comments(2) | trackbacks(0) |

朝の絵本
3年生の朝の絵本、マメに書けていませんが、毎週継続中。
それぞれ担当日の母たちが、考えて選んできてくれています。

11/6(水)
どろぼうがっこう

クラスの中でも、あ!これ読んだことある〜
という声があがったくらい、かこさとしさんの人気絵本。
この日読んでくれたママも、実際、子ども時代に楽しんでいた
ということで、くまさか先生はじめ、生徒たちの口調が
読み終わった後、なんとなく子ども達に伝染したのが
おかしかった。

11/13(水)
どろぼうがっこうぜんいんだつごく

先週、どろぼうがっこうを読んでくれたので・・・
当番だったわたしは、40年ぶりに出た続刊を持っていった。
絵が細かいページもあるのだけど、ぜひ、その後の結末を
クラスで味わってもらいたかったので・・。
40年ぶりの続きという部分に、子どもたち、すげーと反応。
あわや!?の結末にも 食い入るように聞き入ってくれて、
後日聞こえてきた話では、2週にわたって楽しかった!と、
うちで感想を話してくれた子もいたらしい。

11/20(水)
なっとうざむらい  パンダ銭湯

一人の男児のうわばきがなくなったと、朝から事件勃発で、
絵本の時間になっても、ざわざわ。
そんな中での読み始めだったので、最初の絵本を読んでいる時間
子どもたちに目がいって、絵本の印象はまったく覚えておらず。
2冊目の「パンダ銭湯」になって、ようやく子どもたちも集中。
なんといっても、ナンセンス絵本なので、ところどころでクスクス
笑いが起きる。でも、最後の帰宅シーンで、お父さんの後ろ姿に
(特に耳)ちょっと注意を向けてあげたら、なお盛り上がった
かもしれない・・と思う。

 
| 琴子 | 14:04 | comments(2) | trackbacks(0) |

アーサー・ビナードさんの朗読会
『雨ニモマケズ Rain Won't』刊行記念の原画展(11/5まで)
それにまつわる企画が、先日、国立のビブリオ・ギャラリーで
行われました。

雨ニモマケズ


宮沢賢治・原作/アーサー・ビナード・英訳/山村浩二・絵
        今人舎

朗読会は、まず原作の日本語で、ついで、ビナードさんが
訳された英語で、続けて2回読まれました。
そのあと、ビナードさんに、うまく導かれながら、
みなで、この『雨ニモマケズ』の”ヘソ” 部分について
考えました。

この話のどこがヘソなのか、根っことして捉えるべきところは
どこなのか。
いろんな意見が出てきて、ある人は、ヘソはわからないけれど、
最初の出だし ”雨ニモマケズ” が好きだと言いました。
ある人は、最後の ”サウイフモニ ワタシハ ナリタイ”に
つながる、”ミンナニデクノボートヨバレ” の部分ではないかと。
ビナードさんは、それを受けて、出だしも、おしまいも、
強烈な印象ではあるけれど、ヘソとは違うのではないかと言われ、
さらに、話は続きました。
一日ニ 玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ” ではないか、
生きていく源となる食べることがヘソになるのでは・・・?
という意見が出てきて、ハッとしました。
あ、きっとそうだ!
だから、DMにもこのシーンの絵が描かれていたのか!!
ビナードさんもまったく同感だと 頷かれたのでした。

一日に玄米4合とは、かなりの量だけれど、味噌と少しの
野菜だけだったら、決して多すぎない量の主食。
もしかしたら、そこには願望も含まれていたかもしれないけれど、
それらが全部、コンビニやファーストフードではなく、
遺伝子組み換え、セシウムの心配のない、地産地消の食べ物
であること。
賢治の時代には、まさか今の世の中を予想しなかったに
違いないけれど、大事なことがここにあるのではないか。

戦後の教科書で、政府によって、玄米4合を玄米3合に
代えられて表記されたというお話もありました。
生活の根っこである食べることについて、生活の水準が
下がっていると不満が出ることを恐れたからこそ、
政府は、このヘソの部分を代えて利用した、という話。

教科書でとりあげられることで、この詩ほど、
誤解されている詩もないように思うとも言われました。
道徳的に読み解こうとするから、この作品の世界と
かけ離れてしまう・・・。
その上、カナ表記で読みづらく、苦手意識や
暗記などの苦痛を伴う思い出で、ずいぶん誤解されて
しまっているのだろうと。

今の子どもたちには、里山の風景も、はざかけの様子も、
言葉からイメージできるものは、わたしたちの世代と比べても
圧倒的に不利で、実体験としてないことばかり。
ならば、賢治の世界を、絵によって知ってほしいと、
山村浩二さんと相談されて、この里山の風景を描いたそうです。
原画も絵本も、すばらしく味わい深い世界が広がっています。

もし、賢治が今の世に生きていたら・・・
きっと戦っていますよ!とビナードさんは言われました。
今の生活が、基本(根っこ)から大きくはずれているという
大問題を見据えつつ、今、何をしていくか考えなければ!
そんなメッセージと受け取りました。
(絵本のあとがきにも、講演時のおはなしの内容が
 含まれています。)

面白いお話と、ビナードさんのお人柄で、会場の部屋は
ぎゅうぎゅうの満員御礼。
すばらしいお話が聞けて、気持ちも晴れ晴れし、
考えるきっかけをいただいて帰ってきました。
『雨ニモマケズ』 味わってみます。
 
| 琴子 | 14:47 | comments(2) | trackbacks(0) |

11月のおはなし会
3連休の初日というのに、たくさんの親子で
おはなしの部屋があふれて、楽しい時間になりました。
とこペン隊の7号・ナナさんも親子できてくれましたよ!



秋のお話をたくさん読みました。
『べんとうべんたろう』のインパクトが強かったけれど、
この季節だからこその植物や食べ物、風や風景も
感じてもらえていたら うれしいです。

幼稚園児と小学生が半々くらいだったので、
気分転換に、どんぐりころちゃん!!
ぽーんのところで、ぴょーんと飛び上がってもらいました。

イクメン率も高くて、おはなし会後、子どものクエストを受けて、
ひたすら紙芝居を読み続けるパパもいました。
すごいなー、頼もしいです!

次回のおはなし会は、12/7 (土) 14時〜です。
| 琴子 | 16:33 | comments(2) | trackbacks(0) |

はじめましての絵本たち
今月のはじめましての絵本たち講座、国立の
ビブリオギャラリーの一室が、満員御礼になりました。
参加者のお子さんがあまり可愛らしいので、時々
 ついついちょっかいを出しつつ・・・
たくさんの新刊絵本を楽しみました。
今回は、45冊の本の中から。



フルーツケーキいただきます サンドイッチいただきます

材料が少しずつ重なっていくしかけが楽しい。

いちにちどうぶつえん  しろちゃんとはりちゃん

左) いちにちシリーズ、おもちゃ・文房具・のりもの・
   おばけときて、今度はどうぶつ。 ユニークでおもしろい。

右) 仲がいいってどんなこと?大きな事件はないけど、スッと
   日常とリンクして、たしろさんの絵もいいなぁ。
      今だけ、クリスマス仕様の帯がついています。

おむかえワニさん  ぐるぐるちゃんとふわふわちゃん

左) 迎えに来たのがこんなこわいワニだなんて。
   設定が楽しいし、描き込まれた絵も楽しい。

右) 『ぐるぐるちゃん』 の続編。 
   ミナ・ヘルポネンの長江さん作

ゆきがふる   しろうさぎとりんごの木

左) 『うきわねこ』 のコンビの絵本。
   ゆきなのにあたたかさを感じる・・・という
   三蔵さんのコメント通り。

右) 石井睦美さんの文と、酒井駒子さんの絵。
   これは読んでみなくては。

雨ニモマケズ   黄いろのトマト

左) 宮沢賢治の 『雨ニモマケズ』 を、アーサー・ビナードさんが
   英訳。 絵は、山村浩二さん。今までの絵本の絵の印象とは
   まったく違う、里山の風景。

右) これもまた、宮沢賢治の 『黄いろのトマト』 絵・降矢ななさん
   ミキハウスの賢治本、いいなぁと思う。
   わたしの手持ちは、パロル舎の小林敏也さんの絵だけど、
   絵によって、まったく印象が違う。

盆栽えほん  おさかないちば

左) 大野八生さんの盆栽本。 これからはじめようという人にも
   はじめる気がない人にも、細かく盆栽のあれこれを教えてくれて
   すばらしい。さすが 大野さん♪

右) 『きょうのごはん』 で、すっかり食べ物描写にくぎ付けになった
   加藤休みさん。 おさかなもダイナミック。
   ”タイラギ”って知らなかった。
うさぎとかめ   ママのスカート

左) イソップの有名なおはなしだけど、絵がみせてくれる!
   失語症だった作者の心の支え、だっだとのこと。
   だからか、結末もいい感じ。

右) おしゃれなフランスの香りがする。 ママが大好きというのが
   伝わってくるなー。 しかけが楽しくて、最後のオチもナイス!

ひみつのぷくぷくハイム村   ゆきのうえゆきのした

左) おはなしは・・・・いってしまえば、オナラ話なのに、
   ミヒャエル・ゾーヴァの絵だと、どうしてこんなに
   引き込まれるのだろう。 読みながら、大爆笑していた
   参加者の反応が気になるので、きっと読んでみよう。

右) 紙面の上と下で、ゆきの上と下の空間をあらわしている
   同時進行で両方の世界が楽しめて、視点がいいなぁ。

ちかちかぴかり  イマジン

左) 文字で光を表現するというのが、なかなか新鮮。

右)  しかけがいっぱい。えー!もわ〜!もたくさん詰まってる。

水の生きもの   子どもの本の海で泳いで

左) インドの出版社から出ていたこだわりの絵本の翻訳。
   シリアルナンバーも入った、『夜の木』 に似た風合いの絵本。
   紙質も絵もすばらしい。 紙のにおいが、また独特。
   絵本への愛を感じる。

右) 今江祥智さんの50年間がまとまって読める本。
   これまた、すばらしい。 読んでみたい。

サンタさんのトナカイ  わたしのすてきnクリスマスツリー

早くもクリスマス本の新刊も。
左) だいすきな 『ぼうし』 のジャン・ブレッドのクリスマス新刊。
   今回も、メイン枠以外で、着々とおはなしが進む。
   エルフたちのクリスマス準備について。

右) 『よるのねこ』 のダーロフ・イプカーのクリスマス新刊。
   12の動物たちとツリーの風景が美しい。


    *     *     *

ギャラリー・ビブリオでは、先日、
『雨ニモマケズーRain Won’t』 の原画展と、
山村浩二さんのサイン会、
アーサー・ビナードさんの朗読会・サイン会が行われました。


 
アーサー・ビナードさんの朗読会、とてもおもしろかったので、
別記事で書きたいと思います!


今回も充実の、はじめましての絵本たちでした。
次回は、12/5 (国立/ビブリオ・ギャラリー)
12/7 (立川/オリオン書房ノルテ店) です。

| 琴子 | 21:33 | comments(2) | trackbacks(0) |

刺繍
ハーダンガー刺繍という ノルウェーの刺繍を
教えてもらいました。
何年も前から顔見知りだった方が、
ハーダンガー刺繍の先生だったのです。
びっくりな巡り合わせ‥‥
せっかくなので、この赤ずきん図案のハンカチを
教えてもらいました。



周りの刺繍がハーダンガー、赤ずきんはクロスステッチ。
赤ずきんちゃん、実はちょっと間違えていたことが発覚!
首周りが、間違っていたみたいなのです。
そうなんだ・・・kohaがひっくり返って笑う理由も、
なんとなくわかりました。


二作目は、クリスマス小物



ここまでで、3時間かかりました。(汗)
目を数えながら刺す カウントステッチに、
とにかくまだ、慣れません。
クリスマスまでに間に合うといいなー。

  *        *        *

アイヌ刺繍のほうは、少しずつ進めています。
こちらは、多少ズレても大丈夫。
まったく違う刺繍だけど、こんなチクチクが
余分なことを考えなくてもいい、とても楽しい時間です。

  
| 琴子 | 20:24 | comments(0) | trackbacks(0) |

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